クロロックスが決算受け時間外で下落=米国株個別
日用品メーカーのクロロックス<CLX>が引け後に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、コスト上昇を背景に通期見通しは下方修正している。コスト増により今年度の粗利益率が予想以上に悪化するとの見通しも発表した。
同社のレンドルCEOは下方修正について「今期中に3000万ドルの追加コストを見込んでいるためだ」と述べた。同社はパンデミック発生以来、クリーニング製品の需要増加の恩恵を受けてきたが、原材料のインフレとサプライチェーン問題が成長を妨げている。
(1-3月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.31ドル(予想:0.93ドル)
・売上高:18.1億ドル(予想:17.9億ドル)
家庭用品 5.39億ドル(予想:5.20億ドル)
ライフスタイル:3.06億ドル(予想:3.01億ドル)
ヘルス&ウェルネス:6.62億ドル(予想:6.72億ドル)
インターナショナル:3.02億ドル(予想:2.94億ドル)
・既存事業売上高:+2%(予想:-0.1%)
・粗利益率(調整後):35.9%(予想:34.4%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.05~4.30ドル(従来:4.25~4.50ドル)(予想:4.16ドル)
・売上高:-1~-4%
・既存売上高:-1~-4%(予想:-2.37%)
(NY時間17:26)時間外
クロロックス<CLX> 140.35(-2.93 -2.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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