キャシー・ウッド氏の旗艦ＥＴＦ、４月に２６％下落 月間で過去最悪

　著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメント・マネジメントの旗艦上場投資信託（ＥＴＦ）の４月の月間成績は月間で過去最悪の成績となる見通しだ。ブルームバーグが伝えた。

　「アーク・イノベーションＥＴＦ（ＡＲＫＫ）」の月間成績は、１営業日を残した段階でマイナス２６％となっている。これまでの最悪だった今年１月を遥かに凌ぐ落ち込みとなっている。ズーム・ビデオ＜ZM＞やテラドック・ヘルス＜TDOC＞といった上位保有銘柄が、パンデミック環境で付けた最高値から大幅に下落。これを受けてＡＲＫＫは、２０２１年の最高値を７０％近く下回る水準に沈んだ。

　ＡＲＫＫは、Ｓ＆Ｐ５００種株価指数に対するアウトパフォーマンスも失いつつある。過去５年間のリターンはＡＲＫＫが１０９％で、Ｓ＆Ｐ５００の９７％を上回るが、Ｓ＆Ｐ５００の４倍近くとなっていた２１年末時点に比べれば、リードはもはや取るに足らない。