ビザが決算受け上昇 堅調な旅行需要に支えられる=米国株個別
ビザ<V>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。総支払額は2.78兆ドルと予想範囲内となった。地政学的環境は依然不透明なものの、堅調な旅行需要に支えられた。世界的に従来の決済方法と新たな決済方法が可能になったことにより、継続的な成長が見込まれるとしている。
ロシアでの事業停止や、オミクロン株の影響が残っているため今年最初の数週間は旅行需要に支障が出たものの、顧客のカードでの支払いが急増したとしている。なお、ロシアに絡んで6000万ドルの費用を引き当てた。
今回の決算を受けてアナリストからも印象的との声が多く聞かれる。ロシアでの事業停止による決済量の減少を懸念していたが、オミクロン株による旅行への影響が短期間で収まったため、同社は利益を得ることができたという。国際取引収入の伸びが予想を遥かに超えていると指摘した。
(1-3月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.79ドル(予想:1.65ドル)
・営業収益:72.0億ドル(予想:68.3億ドル)
・総支払額:2.78兆ドル(予想:2.78兆ドル)
・取扱総額:448億ドル(予想:440.5億ドル)
・処理件数:+19%
(NY時間10:16)
ビザ<V> 216.06(+14.96 +7.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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