ダウ平均は反落の一方、IT・ハイテク株に買い=米国株序盤
NY株式3日(NY時間09:45)(日本時間23:45)
ダウ平均 47459.22(-103.65 -0.22%)
ナスダック 23899.66(+174.70 +0.74%)
CME日経平均先物 52625(大証終比:+155 +0.29%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は反落の一方、IT・ハイテク株は買われており、ナスダックは上昇している。本日から11月相場入りだが、先週のマグニフィセント7の決算を無難に通過したこともあり、本日は半導体などIT・ハイテク株主導で上伸。AI関連の上昇モメンタムに加え、米中間の貿易摩擦緩和の兆しも米株式市場をサポートしている。
今回の第3四半期の決算は今週もまだまだ続くが、S&P500構成銘柄のうち300社超がすでに発表を終えており、そのうちの80%以上が予想を上回る数字を示した。今週もAI関連を含む100社超が決算を予定しており、パランティア<PLTR>やAMD<AMD>、クアルコム<QCOM>などが注目されている。
ストラテジストからは、米企業の業績基調は依然として強く、以下の3つの要因が支えているとの指摘が出ている。
1、AI投資の見通しが依然として堅調で、アマゾンの決算がその証拠となった。
2、金融セクターがブロックチェーンを通じてイノベーションを主導。
3、FRBがハト派姿勢を強め、利下げを継続。
S&P500は過去11月に平均で1.8%上昇しており、経験則からは最も強い月とも言われている。一方、投資家は依然として続いている米政府機関閉鎖にも注視。この影響で、米雇用統計を含む主要な経済指標の公表が遅れている。さらに、今月は米連邦最高裁がトランプ関税の合法性に関する口頭弁論を開始する見通しで、今後の貿易政策にも注目が集まっている。
アップル<AAPL> 267.05(-3.32 -1.23%)
マイクロソフト<MSFT> 523.63(+5.82 +1.12%)
アマゾン<AMZN> 257.47(+13.25 +5.42%)
アルファベットC<GOOG> 280.98(-0.84 -0.30%)
アルファベットA<GOOGL> 280.42(-0.78 -0.28%)
テスラ<TSLA> 465.08(+8.52 +1.87%)
エヌビディア<NVDA> 208.34(+5.85 +2.89%)
メタ<META> 652.81(+4.46 +0.69%)
AMD<AMD> 257.05(+0.93 +0.36%)
イーライリリー<LLY> 877.82(+14.96 +1.73%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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