カーマックスが決算受け下落 既存店売上高が予想外の減収=米国株個別
中古車販売のカーマックス<KMX>が下落。取引開始前に12-2月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益が予想を下回ったことが嫌気されている。中古車部門の既存店売上高も予想外の減収となった。
消費マインドの低下、オミクロン株の急増、自動車の値ごろ感、前年の景気刺激策からの反動など、様々なマクロ要因が第4四半期の販売台数に影響を及ぼしたとしている。
一方、同社は長期目標を上方修正しており、2026年度までに330億ドルー450億ドルの売上高を見込んでいるほか、販売台数についても、2026年度までに小売・卸売を合わせて計200万台ー240万台の販売を目指すとしている。
なお、取締役会は20億ドルの自社株買いの増額を承認した。
(12-2月・第4四半期)
・中古車既存店売上高:-6.5%(予想:0.01%)
・1株利益(調整後):0.98ドル(予想:1.32ドル)
・売上高:76.9億ドル(予想:74.1億ドル)
中古車販売:57.4億ドル(予想:58.1億ドル)
法人:17.7億ドル(予想:15.3億ドル)
保証:1.25億ドル(予想:1.12億ドル)
カーマックス<KMX> 97.07(-6.10 -5.91%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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