自動車株が下落 半導体不足で1-3月期の弱い決算を織り込む動き=米国株個別
フォード<F>、GM<GM>といった自動車株の下げが続いている。特段の秋材料は伝わっていないが、前日にフォードが3月の米販売台数が26%減の15万9328台、1-3月では17%減となったことを発表したことが重石となっている模様。半導体不足で工場が停止し、最大の稼ぎ頭であるピックアップトラック「F-150」は31%減となったことが響いている。GMについても同様の現象が想定される。
自動車株は3月中旬以降、一旦買戻しの動きも見せていたものの、戻りを試す動きが強まっている。来週以降、米企業は1-3月期の決算発表を開始するが、自動車株については弱い決算を織り込む動きが出ているものとみられる。
(NY時間12:07)
フォード<F> 15.94(-0.72 -4.32%)
GM<GM> 41.46(-1.72 -3.98%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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