ダウ平均は続伸 ウクライナ情勢と景気後退のシグナルの解釈に注視=米国株序盤
NY株式5日(NY時間09:43)
ダウ平均 35013.89(+92.01 +0.26%)
ナスダック 14469.88(-62.67 -0.44%)
CME日経平均先物 27710(大証終比:-90 -0.33%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。取引開始直後は下落して始まったものの、直ぐに切り返している。ただ、全体的に静かな動きとなっており、様子見姿勢を継続しているようだ。市場は、ウクライナ情勢と米国債市場が発した景気後退のシグナルの解釈に注視している。
ロシア軍が占領していたウクライナの首都キーウ近郊の複数都市で多数の民間人の遺体が見つかり、EUがロシアに対する追加制裁を計画。本日はロシアの石炭の禁輸を検討と伝わったほか、ロシアからのトラックと船舶の大半の入国禁止を提案する見込みとの報道も出ていた。石油や天然ガスへの制裁は現時点では予定していない模様。これに対してロシアがどう対抗してくるか警戒されている。
いまのところ原油相場は落ち着いた反応を示しており、株式市場も冷静に捉えているようだ。ただ、さらなる制裁措置への警戒感は広がっている。
米国債市場が発している景気後退のシグナルについては、象徴的なタームである2-10債の利回りの逆イールドがひとまず解消に向かっている。しかし、その他のタームも含めて逆イールドが続いており、2-10債も解消しているとは言え、逆イールドの状態にはある。
ただ、市場からは楽観的な見方も出ており、短期的には、年初からの急激な売りが、特にIT・ハイテク株などの成長株を中心に魅力的なエントリーポイントを生み出しているとの声も出ている。
ツイッター<TWTR>がきょうも買いを集めている。テスラ<TSLA>のマスクCEOが同社株を9.2%取得し、筆頭株主になったことが明らかとなったが、きょうは同社はマスク氏を取締役に指名したことが米証券取引委員会(SEC)への提出文書で明らかとなった。
アップル<AAPL> 177.80(-0.64 -0.36%)
マイクロソフト<MSFT> 313.78(-1.20 -0.38%)
アマゾン<AMZN> 3341.03(-25.90 -0.77%)
アルファベットC<GOOG> 2863.12(-9.73 -0.34%)
テスラ<TSLA> 1143.00(-2.45 -0.21%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 233.45(-0.44 -0.19%)
AMD<AMD> 109.43(-1.10 -0.99%)
エヌビディア<NVDA> 269.54(-4.06 -1.48%)
ツイッター<TWTR> 52.89(+2.92 +5.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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