ダウ平均は大幅反発 パウエル証言で沈んでいたモメンタムに一服感=米国株前半
NY株式2日(NY時間13:11)
ダウ平均 33972.67(+677.72 +2.04%)
ナスダック 13763.89(+231.43 +1.71%)
CME日経平均先物 26640(大証終比:+280 +1.05%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。ウクライナ情勢は依然として混沌としているが、きょうの市場はリスク回避の雰囲気が一服している。きょうはむしろ、パウエルFRB議長の議会証言に反応しているようだ。
3月FOMCでの利上げに焦点が集まっているが、議長は利上げの実施を示唆したうえで、インフレが高止まる場合は0.5%の大幅利上げもあり得ると語ったものの、3月は0.25%の利上げに留める意向を示した。
パウエル議長の証言を受けても、市場は3月のFOMCでの0.5%利上げの確率は7%程度で、大幅利上げはほぼ無いと見ているようだ。きょうの議長の証言はウクライナ危機で沈んでいた市場のモメンタムに一服感をもたらした模様。
きょうは銀行株が買い戻されているほか、IT・ハイテク株も堅調。原油相場が一時112ドル台まで急伸するなど買いが続いており、エネルギー株は引き続き上昇している。一方、買いが続いていた防衛関連株は上げ一服。
フォード<F>が反発。取引開始前に118年の歴史を持つ同社の歴史的な再編成として急成長中の電気自動車(EV)事業を従来のガソリン車事業から分離すると発表した。
HPエンタープライズ<HPE>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益は予想を上回る見通しを示した。データ処理ツールに対する需要が堅調だった。
フォード<F> 17.88(+1.18 +7.09%)
HPエンタープライズ<HPE> 17.11(+1.70 +11.00%)
アップル<AAPL> 166.84(+3.64 +2.23%)
マイクロソフト<MSFT> 300.40(+5.45 +1.85%)
アマゾン<AMZN> 3044.34(+21.50 +0.71%)
アルファベットC<GOOG> 2708.10(+24.74 +0.92%)
テスラ<TSLA> 866.42(+2.05 +0.24%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 207.32(+3.83 +1.88%)
AMD<AMD> 118.20(+4.37 +3.84%)
エヌビディア<NVDA> 243.08(+8.35 +3.56%)
ツイッター<TWTR> 34.89(-0.68 -1.90%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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