GMが下落 決算は全体的にポジティブとの評価も=米国株個別
GM<GM>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。バーラCEOは声明で「米国と中国における半導体見通しが改善されていることから、2022年の業績は堅調な推移を見込んでいる」と述べた。一方、2022年の売上高と利益は前年並みになる可能性も示唆している。
寄り付き直後はポジティブな反応が見られ、55ドル台半ばまで一時上昇したものの、直ぐに戻り売りが強まり、下げに転じている。
ただ、アナリストからは第4四半期の業績が予想を上回り、2022年の販売台数の見通しも良好だったことから、全体的にポジティブだったとのコメントも聞かれる。市場は2022年の見通しがコンセンサスより弱いと予想していたようだとの指摘も聞かれた。同社が電気自動車(EV)と自動運転において正しいステップを踏み続けているとの評価も聞かれる。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.35ドル(予想:1.20ドル)
・売上高:335.8億ドル(予想:344.6億ドル)
・粗利益率(調整後):60.4%(予想:61.6%)
・EBIT(調整後):28.4億ドル(予想:24.6億ドル)
・販売台数:74万2000台(予想:73万8591台)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.25~7.25ドル
・EBIT(調整後):130~150億ドル
(NY時間14:39)
GM<GM> 52.99(-1.08 -2.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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