ラムリサーチが決算受け下落 ただ、アナリストからは概ねポジティブなコメントも=米国株個別
半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表しており、1株利益、売上高とも予想を下回っている。
同社のアーチャーCEOは声明で「12月下旬にサプライチェーン問題が悪化し、業績に短期的な影響を及ぼしている。しかし、2022年には再びウェーハ製造装置投資が増加し、再び力強い成長の年につながると期待している」と述べた。
ただ、今回の決算を受けて、目標株価を引き下げるアナリストもいるものの、概ねポジティブなコメントが多い。「2四半期連続で供給制約の影響を過小評価していたものの、すでに同社の顧客には繰延収益が届いており、ここからの立ち上げは好調のようだ」とのコメントも聞かれた。引き続き、同社株を米半導体業界におけるトップピック(最有望銘柄)に指名している。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益(調整後):8.53ドル(予想:8.49ドル)
・売上高:42.3億ドル(予想:44.1億ドル)
・粗利益率(調整後):46.8%(予想:46.0%)
(1-3月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):6.70~8.20ドル(予想:8.74ドル)
・売上高:39.5~45.5億ドル(予想:45.1億ドル)
・粗利益率(調整後):44~46%
(NY時間09:56)
ラムリサーチ<LRCX> 571.03(-25.64 -4.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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