アジア株 上海株は0.6%高、約2年ぶりの主要金利引き下げ受け不動産株が上昇 GDPは減速も予想は上回る
アジア株 上海株は0.6%高、約2年ぶりの主要金利引き下げ受け不動産株が上昇 GDPは減速も予想は上回る
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 24237.16(-146.16 -0.60%)
中国上海総合指数 3542.08(+20.81 +0.61%)
台湾加権指数 18480.56(+77.23 +0.42%)
韓国総合株価指数 2880.51(-41.41 -1.42%)
豪ASX200指数 7427.20(+33.34 +0.45%)
インドSENSEX30種 61318.25(+95.22 +0.16%)
アジア株は高安まちまち。
上海株は0.61%高。中国人民銀行が主要金利を引き下げたことを受け不動産関連が軒並み上昇している。西蔵城市発展投資は4.6%高、上海万業は4.3%高、南京高科は3.9%高。中体産業集団と金地集団は3.1%高。中国人民銀行は2020年4月以来、約2年ぶりに1年物MLF金利を2.95%から2.85%に引き下げたほか、7日物リバースレポ金利も2.2%から2.1%に引き下げた。きょう発表された中国第4四半期GDPは前年比で+4.0%と前回の+4.9%から伸びが鈍化、3四半期連続で減速した。ただ、市場予想の+3.3%を大きく上回ったことで安心感が広がっており、株式市場への影響は特に見られない。
香港株は下げ幅を拡大。ナスダック指数が時間外で下落していることが懸念されており、ハイテクや通信サービス関連を中心に幅広い銘柄が売られている。一方、カジノ関連は大幅高。サンズチャイナは15.4%高と急騰、ギャラクシーエンターテイメントも8.2%高となっている。マカオのカジノ業界を巡る新法案が想定よりも厳しいものではなかったもよう。
韓国株は約6週間ぶり安値をつけている。消費財や金融、航空、ハイテクなど幅広い銘柄が下落している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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