広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は反落 インフレ、利上げ期待の中でIT・ハイテク株に調整売りが強まる=米国株概況

株式 

NY株式3日(NY時間16:24)
ダウ平均   34580.08(-59.71 -0.17%)
S&P500    4538.43(-38.67 -0.84%)
ナスダック   15085.47(-295.85 -1.92%)
CME日経平均先物 27750(大証終比:-320 -1.15%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。インフレやオミクロン株への懸念で株式市場は不安定な動きが続いている。きょうはIT・ハイテク株への調整売りが強まり全体相場を圧迫。ナスダックは一時2%超の下げとなった。

 朝方発表になった11月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想の半分以下だった。しかし、失業率が大幅に低下し、FRBの正常化スタンスに影響を与えるものではないと見られているようだ。米雇用統計後にブラード・セントルイス連銀総裁の発言が伝わっていたが、「4.2%の失業率はFRBの支援解除に向けた良い事例」と述べていた。

 一方、インフレ指標の一環として、平均賃金の動向が注目されているが、今回発表の数字は予想こそ下回ったものの、インフレ長期化への懸念を正当化する内容ではあった。きょうの米雇用統計は15日に結果が発表されるFOMCが、今週のパウエルFRB議長の議会証言を踏襲する内容になるとの見方を補強する数字と受け止められているようだ。

 インフレおよび、早期利上げへの期待で今後、金利は上昇局面を迎え、バリュエーションが割高になっているIT・ハイテクなどの成長株は年末に向けた調整が強まっている模様。

 南アフリカで確認された新型ウイルス感染の症例数は、火曜日からオミクロン株が広がるにつれてほぼ4倍になった。同国の国立感染症研究所によると、過去24時間に1万6055件の感染を確認し、陽性率は火曜日の16.5%から24.3%に加速した。パンデミックが始まってからの南アフリカの感染症研究では、オミクロン株による再感染のリスクが以前のどの株よりも3倍高いことは判明している。

 アップル<AAPL>が160ドル台に下落。アイフォーンを所有している米国務省の職員がハッキングされたと報じられた。イスラエルを拠点とするNSOグループが開発したスパイウェアを使用して、何者かが米国務省職員の所有するアイフォーンをハッキングしたという。

 電子署名のドキュサイン<DOCU>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、重要な指標であるビリング(未収請求を考慮した売上高)が予想を下回ったことに失望感を強めている模様。また、第4四半期の売上高が予想を下回ったことも嫌気されているようだ。

 中国配車サービスのディディ(滴滴)<DIDI>が下落。米上場廃止の準備を開始し、香港上場に備えた作業に着手すると伝わった。米株式市場への上場に反対する中国当局の要求に屈する格好。

 不動産情報サイトのジロー<ZG>が上昇。前日引け後に7.5億ドルの自社株買いプログラムを発表した。

 半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。また、粗利益率も予想を上回っている。予想を上回るガイダンスも示し、好調な決算となった。

 飲料のナショナル・ビバレッジ<FIZZ>が上昇。前日引け後に1株3ドルの特別配当の実施を発表したことが好感されている。

 オンライン・アパレルのスティッチ・フィックス<SFIX>が上昇。同社は顧客のスタイリングサービスも含めてアパレル製品を販売している。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。

 鉄鋼のニューコア<NUE>が上昇。前日引け後に四半期配当の増配と自社株買いプログラムの増額を発表した。

 午後になってウォルグリーン<WBA>に買いが強まりダウ平均をサポート。同社が傘下の英ブーツの売却を模索していると伝わった。

ディディ(滴滴)<DIDI> 6.07(-1.73 -22.18%)
ジロー<ZG> 59.43(+5.66 +10.53%)
ドキュサイン<DOCU> 135.09(-98.73 -42.22%)
マーベル・テクノロジー<MRVL> 83.59(+12.56 +17.68%)
ナショナル・ビバレッジ<FIZZ> 51.78(+0.66 +1.29%)
スティッチ・フィックス<SFIX> 23.17(+0.22 +0.96%)
ニューコア<NUE> 110.50(+2.94 +2.73%)
ウォルグリーン<WBA> 46.53(+1.91 +4.28%)

アップル<AAPL> 161.84(-1.92 -1.17%)
マイクロソフト<MSFT> 323.01(-6.48 -1.97%)
アマゾン<AMZN> 3389.79(-47.57 -1.38%)
アルファベットC<GOOG> 2850.41(-25.12 -0.87%)
テスラ<TSLA> 1014.97(-69.63 -6.42%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 306.84(-3.55 -1.14%)
AMD<AMD> 144.01(-6.67 -4.43%)
エヌビディア<NVDA> 306.93(-14.33 -4.46%)
ツイッター<TWTR> 42.07(-0.58 -1.36%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 122
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 110
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 23
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

ヒロセ通商 50

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 116
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます