中国、IT企業の国外上場の抜け穴禁止を計画と伝わる
中国当局は、海外投資家から資金調達することを目的とした変動持ち分事業体(VIE)と呼ばれる構造を使った外国株式市場への上場を禁じる計画だ。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。中国のテクノロジー企業が長らく活用してきた抜け穴をふさぐ。
今回の禁止措置は今月中にもまとまる可能性がある国外上場規則の新草案に盛り込まれる見直しの一部。データセキュリティーを巡る懸念への対処が目的の一つだという。
いわゆるVIE構造を使う企業は今後も香港でIPOを目指すことを認められるとみられるが、規制当局の承認が必要になると関係者は語った。
ただ、中国証券監督管理委員会(証監会)は1日、VIE構造を使った企業の国外上場を禁止するという報道は事実ではないと否定した。
執筆者 : MINKABU PRESS
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