HPエンタープライズが下落 短期的に供給問題は引き続き課題に=米国株個別
HPエンタープライズ<HPE>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内に留まった。
株価は冴えない反応を示している。粗利益率が予想を下回り、第1四半期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されているようだ。サプライチェーン問題による半導体などの部品不足で需要対応に苦労していることが示唆されている。同社のネリCEOは「第4四半期に需要は大幅に加速したとした上で、短期的に供給問題は引き続き課題になる」と述べていた。
アナリストからもサプライチェーン問題が予想以上に圧迫しているが、需要が力強いことから、2022年度には期待を持てるとのコメントも出ていた。
(8-10月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.48ドル)
・売上高:73.5億ドル(予想:73.8億ドル)
・粗利益率(調整後):32.9%(予想:34.4%)
・営業利益率(調整後):9.7%(予想:10.8%)
(11-1月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.42~0.50ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:57億ドル(予想:58.1億ドル)
(22年度通期見通し)
・1株利益(調整後):1.96~2.10ドルに据え置き(予想:2.02ドル)
・FCF:18.0~20.0億ドルに据え置き(予想:19.1億ドル)
(NY時間10:14)
HPエンタープライズ<HPE> 14.14(-0.22 -1.50%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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