【本日の見通し】不安定な展開に

【本日の見通し】不安定な展開に
　
　先週末、南アで検出された新たな変異株「オミクロン」への警戒感が一気に強まった。
強い感染力からWHOがデルタ株などと同様に懸念される変異株ＶＯＣに指定するなど
世界的に警戒感が強まる中で、先週末は米ダウ平均株価が一時1000ドルを超える下げとなるなど
リスク警戒の動きが広がった。
ドル円もそれまでのドル高円安の流れが一変し
東京朝から約2円30銭のドル安円高に。
リスク警戒の動きが円高に作用した形。

　この流れがどこまで続くかが焦点に。
週明けはいったんドル買い円売りの動きで少し窓を開けてスタート。
南アの専門家が、同国でのオミクロンの感染者について
いずれも軽度化軽度から中程度と、比較的症状が軽いことを英メディアに話し、
警戒の動きが少し後退。
ただ、世界的に渡航制限などが進む中で、世界経済への影響を警戒する動きも続いており、
かなり不安定な動きが見込まれるところに。

MINKABU PRESS 山岡和雅