ダウ平均は反発 IT・ハイテク株の買いでナスダックは最高値更新=米国株前半
NY株式28日(NY時間13:26)
ダウ平均 35629.76(+139.07 +0.39%)
ナスダック 15396.56(+160.72 +1.05%)
CME日経平均先物 28860(大証終比:+100 +0.35%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。引き続き決算に注目が集まっているが、取引開始前に発表のキャタピラー<CAT>やメルク<MRK>が決算を受けて上昇していることがダウ平均をサポートしている。一方、IT・ハイテク株への買いが加速しており、ナスダックは最高値更新。きょうは引け後にアマゾン<AMZN>やアップル<AAPL>の発表が予定されているが、両銘柄とも買いが優勢となっており期待感を高めているようだ。
取引開始前に第3四半期のGDP速報値が発表になり、前期比年率換算で2.0%と前回から急鈍化し予想も下回った。デルタ株の感染拡大や失業給付の上乗せ措置が終了したことなどで、個人消費が急減したことが影響した模様。特に自動車に対する支出が減少し、全体の重しとなった。自動車メーカーは半導体不足で生産と在庫を増やすのに苦慮している。ただ、個人消費は予想は上回っていた。
サプライチェーン問題や人材不足などで企業の設備投資や、住宅投資が弱くGDP全体を圧迫している。市場からは、この先の景気の行方について警戒感も出ており、米国債市場では20年債と30年債が一時逆イールドを記録している。ただ、第4四半期は個人消費が盛り返すと見る向きもあるようだ。
市場からは「依然として米株は堅調な収益に牽引されて強気が弱まる短期的な理由はない。サプライチェーン問題はあるものの、強い需要で今後は沈静化することが予想され、すべての主要セクターが長期的に魅力的だ」との見解も聞かれた。
アルファベット(C)<GOOG> 2930.64(+2.09 +0.07%)
フェイスブック<FB> 314.72(+2.50 +0.80%)
ネットフリックス<NFLX> 672.80(+9.88 +1.49%)
テスラ<TSLA> 1072.95(+35.09 +3.38%)
アマゾン<AMZN> 3472.48(+79.99 +2.36%)
エヌビディア<NVDA> 247.39(+2.88 +1.18%)
AMD<AMD> 120.79(-1.49 -1.22%)
ツイッター<TWTR> 54.38(-0.43 -0.78%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 454.68(+1.20 +0.26%)
メルク<MRK> 86.70(+5.16 +6.33%)
マクドナルド<MCD> 244.97(+2.24 +0.92%)
マイクロソフト<MSFT> 322.93(-0.24 -0.07%)
ホームデポ<HD> 372.70(+0.38 +0.10%)
ボーイング<BA> 206.65(+0.04 +0.02%)
ベライゾン<VZ> 52.79(+0.16 +0.29%)
ビザ<V> 211.84(-3.94 -1.83%)
ハネウェル<HON> 217.23(+1.51 +0.70%)
ナイキ<NKE> 163.77(+1.42 +0.87%)
トラベラーズ<TRV> 161.11(+1.33 +0.83%)
ディズニー<DIS> 170.01(+0.46 +0.27%)
ダウ・インク<DOW> 56.52(+0.52 +0.93%)
セールスフォース<CRM> 295.75(+0.60 +0.20%)
シスコシステムズ<CSCO> 56.07(-0.11 -0.20%)
シェブロン<CVX> 112.51(+0.44 +0.39%)
コカ・コーラ<KO> 55.84(+0.32 +0.58%)
ゴールドマン<GS> 411.45(+0.46 +0.11%)
キャタピラー<CAT> 202.91(+6.78 +3.46%)
ウォルマート<WMT> 148.32(+0.79 +0.54%)
ウォルグリーン<WBA> 46.92(-0.20 -0.42%)
インテル<INTC> 47.94(+0.05 +0.10%)
アメックス<AXP> 174.25(-3.78 -2.12%)
アムジェン<AMGN> 207.01(+0.43 +0.21%)
アップル<AAPL> 152.27(+3.42 +2.30%)
P&G<PG> 142.14(+0.31 +0.22%)
JPモルガン<JPM> 169.49(+1.66 +0.99%)
J&J<JNJ> 162.82(-0.92 -0.56%)
IBM<IBM> 125.01(-0.16 -0.13%)
3M<MMM> 179.06(+0.82 +0.46%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。