【新興国通貨】小売売上高は好結果も、ペソはやや軟調、原油安など嫌気~メキシコペソ
【新興国通貨】小売売上高は好結果も、ペソはやや軟調、原油安など嫌気~メキシコペソ
昨日の海外市場でドルペソは朝の20.21前後から20.35前後を付けるなど、ドル買いペソ売りがやや優勢に。今週は原油高などを好感したドル売りペソ買いが優勢で、週前半の20.50前後から20.15台まで下げる場面が見られた。こうした動きに対する調整が入った面も。
昨日発表されたメキシコの8月の小売売上高は予想を超える好結果。前月比は7月の-0.4%から-0.7%に悪化するとの見通しが前月比変わらずとなった。前年比の伸びは前月の+9.9%より低いものの、予想の+6.6%を超える+7.2%に。この結果などを好感して、NY朝方まではペソがしっかりで、昨日の安値20.21前後を付ける動きにつながったが、その後はペソ売りに。
NY原油が高値警戒感もあって軟調。コロンビアペソなど中南米原油輸出国の通貨が軟調推移となる中で、メキシコペソにも売りが出た格好。
対円では円高基調もあって軟調地合い。東京市場での5円66銭前後での推移から一時5円59銭台を付けている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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