NYの証券業界は上期にまたも大きな利益を確保
NYの証券業界は全体として今年上期にまたも大きな利益を確保した。パンデミックへの対策を追い風とした市場活況の恩恵を受けた。これにより、ウォール街のボーナスは増加する見通しだ。ブルームバーグが伝えた。同業界の税引き前利益は前年同期比で約13%増の310億ドル。トレーディングや引き受け、助言の業務が好調だったことに支えられた。
NY州のディナポリ会計監査官がレポートで明らかにした。業界全体の利益は上期として過去2番目の大きさとなったものの、金利上昇や金融緩和策の引き揚げに伴い、利益はこの先縮小するとディナポリ氏は警告した。
「コロナ禍でのウォール街の成功は、厳しい局面におけるニューヨーク市の経済や財政に恩恵をもたらしてきた」と同氏は説明。「ウォール街の記録的活況がやがて減速する状況に備える中、ニューヨークのメーンストリート(一般社会)や他の極めて重要な業界の回復も確保する必要がある」と続けた。
(NY時間12:22)
JPモルガン<JPM> 169.33(-1.51 -0.88%)
シティグループ<C> 70.41(-1.41 -1.96%)
バンカメ<BAC> 46.86(-0.23 -0.49%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 50.17(+0.01 +0.02%)
ゴールドマン<GS> 406.74(-1.15 -0.28%)
モルガン・スタンレー<MS> 100.06(-0.60 -0.60%)
執筆者 : MINKABU PRESS
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