スチール・ダイナミクスが決算受け上昇＝米国株個別

　鉄鋼のスチール・ダイナミクス＜STLD＞が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表。売上高は予想範囲内だったものの、１株利益が予想を上回った。売上高の７０％以上を占める鉄鋼製品の販売は予想を下回ったものの、そのほかの事業が補った。

　声明では「継続的な需要の強さと、低水準の顧客在庫がサプライチェーン全体で持続し価格を支えた。それが鉄鋼製品の販売価格上昇が大幅なメタルスプレッド（原料購入価格と製品販売価格の差）の拡大を促進した。それはフラットロール製品で最も顕著に出た」と述べた。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：4.96ドル（予想：4.80ドル）
・売上高：50.9億ドル（予想：50.3億ドル）
　　鉄鋼：36.7億ドル（予想：38.8億ドル）
　　鉄骨製作：4.94億ドル（予想：3.88億ドル）
　　金属リサイクル：5.87億ドル（予想：5.08億ドル）
　　他製品：3.40億ドル（予想：2.15億ドル）
・粗利益率（調整後）：31.4％（予想：31.4％）
・EBITDA（調整後）：14.1億ドル（予想：14.7億ドル）
・営業キャッシュフロー：6.31億ドル

（NY時間09:53）
スチール・ダイナミクス＜STLD＞　61.20（-1.23　-1.96%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美