バンカメが上昇 純利息収入が約10%の伸び=米国株個別
バンカメ<BAC>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を上回った。トレーディング、ウェルス・マネジメントなど全体的に予想を上回る内容となった。
今回の銀行セクターの決算で注目されていたのが金利収入だが、純利息収入は112億ドルと約10%伸びたほか、融資の伸びも確認されており、法人向け融資とリースは第2四半期から1.6%増加している。
同行のモイニハンCEOは声明で「預金の伸びは力強く、融資残高も2四半期連続で増加した。金利が低いままであったにもかかわらず、純利息収入の改善に繋がった」と述べた。
また、投資銀行部門の助言手数料収入が65%伸び、6.54億ドルとなった。社債および株式による資金調達で多くの企業が同行を起用したほか、買い手にとっての資金コストの低さと売り手にとって魅力的なバリュエーションでM&Aが増えた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.85ドル(予想:0.71ドル)
・営業収益(調整後):228.6億ドル(予想:217.4億ドル)
トレーディング:36.3億ドル(予想:32.7億ドル)
FICC:20.3億ドル(予想:18.6億ドル)
株式:16.1億ドル(予想:14.1億ドル)
ウェルス・マネジメント:53.1億ドル(予想:52.1億ドル)
投資銀行:21.7億ドル
純利息収入:112.0億ドル(予想:106.5億ドル)
・貸倒引当金戻入:6.24億ドル(予想:1.75億ドル)
(NY時間09:45)
バンカメ<BAC> 44.17(+1.03 +2.39%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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