フェデックスが決算受け下落 人件費などコスト上昇が利益圧迫=米国株個別
フェデックス<FDX>が下落。前日引け後に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表しており、予想を下回る通期1株利益の見通しを示した。
荷物の伸びが鈍化するにつれて、コストの上昇が重しとなっていることが示唆されている。配送料金の引き上げが人件費や燃料費、パンデミック対策、材料、その他のコスト上昇を相殺するのに不十分であるが示された格好。
アナリストから目標株価の引き下げが相次いでいる。人件費上昇の逆風とネットワークの非効率性はピークまで続く可能性が高く、大きな利益圧迫に繋がっている。投資家は利益と株式リターンの改善を確認する必要があると述べた。
なお、同業のUPS<UPS>も下落している。
(6-8月・第1四半期)
・1株利益(調整後):4.37ドル(予想:4.92ドル)
・売上高:220億ドル(予想:218.8億ドル)
・営業利益率(調整後):6.8%(予想:8.5%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):19.75~21.00ドル(予想:21.03ドル)
(NY時間09:45)
フェデックス<FDX> 231.60(-20.47 -8.12%)
UPS<UPS> 186.30(-3.43 -1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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