米債利回り上昇がドル買い誘う=NY為替
日本時間午後11時27分現在のドル円は1ドル=110.00円。きょうのNY為替市場、米長期債利回りの上昇を受けてドル高の動きが広がった。
米10年債利回りはNY朝方に1.33%台から1.38%超えまで一時大きく上昇を見せた。200日移動平均線を超える米債利回りの急騰にドル買いの動きが広がり、ドル円が110円08銭まで一時上昇したほか、ユーロドルが1.1750割れを付け
るなど、ドルはほぼ全面高。
来週の米FOMCでのテーパリング開始決定期待が後退し、市場は11月の決定を本線としてみている。ただ、今回はないという見通し自体はすでに織り込まれており、直後の反応は限定的なものとなりそう。
ユーロドルは1.1740台での推移。安値は1.1741まで。下げ基調が継続。
来週末にドイツの連邦議会選挙が予定されている。メルケル首相の所属するCSU/CDUの支持率が低迷、社会民主党(SPD)中心の新政権が見込まれており、やや警戒感からユーロ売りが入りやすい地合いも。
ポンドドルも1.3760前後とドル高基調が頭を抑える展開に。来週の英中銀金融政策会合(MPC)待ちの面も。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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