FOMC議事録にダウ平均は下げの反応も、その後は戻す動きも=米国株速報
NY株式18日(NY時間14:32)
ダウ平均 35268.32(-74.96 -0.21%)
ナスダック 14677.07(+20.89 +0.14%)
CME日経平均先物 27545(大証終比:-55 -0.20%)
日本時間3時に公表されたFOMC議事録に米株式市場が反応。公表直後は期待ほどタカ派な雰囲気もなかったことから、ダウ平均はやや上げの反応を見せたもののの、次第に下げ幅を拡大する動きがみられた。ダウ平均は一時188ドル安まで下げ幅を拡大したものの、下げを戻す動きも見られている。
多くは最近のインフレ上昇は一時的との見解を示す一方、一部は資産購入ペース縮小の直ぐの開始を主張し、多くが年内開始が適切と判断していることが明らかとなった。デルタ株が予想よりも悪化すれば見解を変えるとの主張も一部から出ていた。
事前の資産購入ペース縮小への期待が高かったものの、公表後は期待ほどタカ派でもないとの印象もあり、株式市場の反応は迷走している模様。
FOMC議事録
・一部は資産購入ペース縮小の直ぐの開始を主張。
・最近のインフレ上昇は一時的の可能性高い。
・資産購入ペース縮小の決定と利上げ時期は関連付けない。
・デルタ株が予想よりも悪化すれば、見解を変える。
・資産購入ペース縮小は経済の道筋次第。
・大半は今年の資産購入ペース縮小開始が適切と判断。
・一部は来年が適切と予想。
・数人は当面、資産購入ペース縮小はないと予想。
・インフレ下押し圧力の再現リスクを幾人かが指摘。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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