ウォルマートが決算受け上昇 下半期に自信を示す=ダウ採用銘柄
ウォルマート<WMT>が上昇。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、既存店売上高も予想を上回った。通期の見通しについても、既存店売上高は5%-6%の上昇に上方修正し、予想も上回った。
今回の決算にアナリストからも概ね好評で、人件費やコスト増による粗利益への圧力を懸念する声が一部の投資家から出ているが、粗利益の縮小は今回の決算の唯一の弱点だが、他の項目は良好だと述べた。
デルタ株による不確実性や児童税額控除、新学期、顧客内シェア(ウォレット・シェア)の変化による下半期の個人消費への影響も予想されるものの、見通しの上方修正は下半期の力強いパフォーマンスを意味しており、経営陣の自信を示しているという。
(5-7月・第2四半期)
・既存店売上高:5.5%(予想:3.5%)
米国:5.2%(予想:3.1%)
サムズクラブ:7.7%(予想:3.0%)
・1株利益(調整後):1.78ドル(予想:1.57ドル)
・売上高:1410.5億ドル(予想:1371.4億ドル)
・粗利益率:25.4%(予想:24.9%)
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.30~1.40ドル(予想:1.32ドル)
(通期見通し)
・米既存店売上高:5~6%(予想:3.2%)
サムズクラブ:7.5~8.5%(予想:3.2%)
・1株利益(調整後):6.20~6.35ドル(予想:6.03ドル)
(NY時間11:42)
ウォルマート<WMT> 151.91(+1.16 +0.77%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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