モザイクが決算受け時間外で上昇=米国株個別
肥料のモザイク<MOS>が通常取引終了後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。
声明では「力強い農業の動向は年後半まで続く。作物の需要、手ごろな価格の製品、そして、温暖な天候により、大半の成長地域で経済が魅力的に保たれている」としている。また、「インドへの出荷は減少しているものの、世界全体の需給は引き続きひっ迫が予想され、リン酸塩の生産者と販売網の在庫は通常のレベルを遥かに下回ってる」とも述べた。
第3四半期に予想されるリン酸塩および、炭酸カリウムの生産の約90%はすでに価格設定されていることも明らかにした。
長い間洪水に見舞われてきたカナダの炭酸カリウム鉱山「エスターハジー」の坑道「K1」「K2」の早期閉鎖による正味生産量への影響は約70万トンで、従来の見積りよりも30万トン少なかった。新たな「K3」での2機目の巻き上げ機(鉱山ホイスト)の完成とコロンゼーの再開加速も反映されたとしている。現在、今年の売上高への影響は約50万トンまで低下すると予想されるとも語った。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.17ドル(予想:0.99ドル)
・売上高:28.0億ドル(予想:28.6億ドル)
・EBITDA(調整後):8.29億ドル(予想:8.09億ドル)
・炭酸カリウム:230万トン
・リン酸塩:200万トン
(NY時間17:20)
モザイク<MOS> 30.55(+0.63 +2.11%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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