株主還元策で米大手銀の一角に買い モルガン・スタンレーが上昇=米国株個別
モルガン・スタンレー<MS>が上昇。前日引け後に増配や自社株買いの強化など株主還元策を一斉に発表した。先日のFRBのストレステストを無難に通過したことに伴う措置。
特にモルガン・スタンレー<MS>は四半期配当の倍増と最大120億ドルの自社株買いを明らかにし、株価は好感されているようだ。ゴールドマン<GS>も四半期配当を従来の1.25ドルから2.00ドルへの増配する。
そのほか、JPモルガン<JPM>は四半期配当を1ドルに引き上げ、自社株買いも継続するとしたほか、バンカメ<BAC>は四半期配当を17%引き上げ0.21ドルに増配。ウェルズ・ファーゴ<WFC>も四半期配当の倍増と最大180億ドルの自社株買いを表明した。
シティグループ<C>は少なくとも0.51ドルの四半期配当と自社株買い継続に留まり、他行と比べて見劣りするとして株価は特に冴えない反応。
(NY時間09:46)
モルガン・スタンレー<MS> 90.06(+2.36 +2.69%)
ゴールドマン 372.41<GS>(+3.70 +1.00%)
JPモルガン<JPM> 154.92(+0.59 +0.38%)
バンカメ<BAC> 41.37(-0.19 -0.46%)
シティグループ<C> 70.39(-1.12 -1.57%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 45.43(-0.36 -0.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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