落ち着いた動き、この後のイベント待ち=東京為替概況
落ち着いた動き、この後のイベント待ち=東京為替概況
10日の東京市場は朝から落ち着いた動きに。昨日のNY市場朝にかけて米債利回りの低下からのドル売りが強まり、一時109円20銭台へ値を落としたドル円は、その後の買い戻しに109円60銭台まで上昇。NY午後は109円60銭前後での推移に終始し、東京朝も同水準でスタート。
朝方、日経平均の上昇などを受けたリスク選好の動きにやや円売りが広がり、NY市場高値を超える109円68銭を付けたものの、上値はそこまで。その後少し調整が入るも109円52銭までと、狭いレンジでのもみ合いに終始した。
ユーロドルは昨日海外市場で米債利回りの低下を受けたドル売り局面で1.22台を回復し、1.2218まで上値を伸ばした後、1.2170台まで下落。戻りの鈍い展開が続く中、朝方1.2181を付けたものの、その後はユーロ売りが強まる形で午後に入って1.2162まで値を落とした。
この後のECB理事会を前に、ユーロ買いに対する調整の動き。理事会では慎重姿勢が継続されるとの思惑が広がっており、ユーロ売りが入りやすい地合いも、値幅は限定的なものにとどまっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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