セールスフォースが上昇 パンデミックから復帰した企業による需要増を示唆＝ダウ採用銘柄

　セールスフォースが上昇しておりダウ平均をサポートしている。２－４月期決算（第１四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期見通しを１株利益、売上高とも上方修正したほか、予想も上回った。パンデミックから復帰した企業による需要増加を示唆している。

　同社のテイラーＣＯＯは「大半の企業で従業員の一部がテレワークに留まり、電話会議などを介して営業などの業務を継続することが予想される。そのため顧客企業はソフトウェア更新の動きを加速している」と述べた。

　アナリストからも高評価が出ており、「パンデミックが始まって以来、最も前向きな見通しを報告している。同社の顧客がプロジェクトへの投資を再開することで、同社製品への需要が高まっている」と指摘した。

（２－４月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：1.21ドル（予想：0.88ドル）
・売上高：59.6億ドル（予想：58.9億ドル）
　　サブスク＆サポート：55.4億ドル（予想：55.3億ドル）

（５－７月・第２四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.91～0.91ドル（予想：0.86ドル）
・売上高：62.2～62.3億ドル（予想：61.6億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：3.79～3.81ドル（従来：3.39～3.41ドル）（予想：3.45ドル）
・売上高：259～260億ドル（従来：256.5～257.5億ドル）（予想：257.6億ドル）

（NY時間10:04）
セールスフォース　240.35（+14.52　+6.43%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美