ユーロが堅調、予想上回る独景況感指数などで=ロンドン為替概況

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ユーロが堅調、予想上回る独景況感指数などで=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ユーロが堅調に推移している。この日発表された5月ドイツZEW景況感指数が84.4と予想を上回る力強い数字となったことが好感された。ECB当局者からは、仏中銀総裁が「PEPPに関するテーパリング観測はまったくの憶測だ、PEPPが終了した後であっても、政策は引き続き緩和的に」と慎重姿勢を強調した。一方、シュナーベル理事は「ドイツのインフレ率が一時的に3%を上回る可能性」と指摘した。ユーロドルは1.21台前半から後半へと上昇。ユーロ円は132円近辺が底堅く、一時132円台半ば付近まで上昇。ポンド相場は落ち着いた展開で、対ドルは1.41台前半、対円は153円台後半での取引に終始。ドル円は108円台後半での取引で、上値を試すも109円台には届かず反落。欧州株や米株先物が大きく下げており、NY原油先物も反落。リスク警戒感が広がるものの為替市場は総じて小動きにとどまっている。

 ドル円は108円台後半での取引。米債利回りの小幅上下動に反応した。序盤には米10年債利回りが1.62%近辺に上昇、ドル円は108.98レベルに高値を更新。しかし、109円台を付けきれず。米10年債利回りが1.60%近辺に低下すると108.60近辺まで反落した。欧州株は各主要指数が2%超安となり、米株先物やNY原油先物も軟調な推移。ただ、為替市場での円高やドル高の動きは目立たなかった。

 ユーロドルは1.21台後半での取引。ロンドン朝方につけた1.2123レベルを安値にその後は買いが優勢になった。5月独ZEW景況感指数が84.4と前回の70.7や事前予想72.0を大きく上回ると一段高となって1.2169レベルに高値を伸ばした。ユーロ円は132円手前水準でサポートされたあとは一時132.47レベルに高値を更新。しかし、ドル円の反落とともに132.10台まで反落と往って来い。対ポンドでもユーロが堅調だった。ビルロワデガロー仏中銀総裁が「PEPPに関するテーパリング観測はまったくの憶測だ、PEPPが終了した後であっても、政策は引き続き緩和的に」と慎重姿勢を強調した。一方、シュナーベル理事は「ドイツのインフレ率が一時的に3%を上回る可能性」と指摘した。

 ポンドドルは1.41台前半での取引。朝方につけた1.4104レベルを安値に、その後一時1.4147レベルまで反発。しかし、方向性は見いだせず揉み合いに落ち着いている。ポンド円は153.50台から153.90台での振幅が続いている。ユーロポンドは、0.8580台まで下げたあとは、0.86台を回復している。先週の英中銀金融政策発表や週末報道のスコットランド議会選の結果判明などで目先のリスク材料を消化。足元では相場は一息ついた格好となっている。ただ、先週からの高値水準は維持しており、底堅さは健在。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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