モルガンS アルケゴス関連で9.11億ドルの損失を計上=米国株個別
取引開始前にモルガン・スタンレーが1-3月期決算を発表しており、1株利益、営業収益とも予想を上回った。同業他社同様にトレーディング収益が好調だった。
投資銀行の手数料収入も予想を上回り、株式引受手数料が4倍に増えたほか、特別買収目的会社(SPAC)とテクノロジー企業の新規公開ラッシュが寄与した。
アルケゴス関連で9.11億ドルの損失を計上。信用イベントに関連して6.44億ドルの損失と、2.67億ドルのトレーディング損失が含まれる。米大手銀の中でアルケゴス関連の損失を計上したのは同行のみとなった。
株価は小幅安で取引を開始している。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.22ドル(予想:1.68ドル)
・営業収益:157億ドル(予想:139.5億ドル)
FICC:29.7億ドル(予想:21.9億ドル)
株式:28.8億ドル(26.0億ドル)
投資銀行:26.1億ドル(予想:20.1億ドル)
ウエルスマネジメント:59.6億ドル(予想:57.1億ドル)
純受取利息(NII):20.3億ドル(予想:15.1億ドル)
(NY時間09:42)
モルガン・スタンレー 80.58(-0.24 -0.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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