アジア株は軒並み上昇、米株高を好感 FOMC受けダウは時間外でも上昇
アジア株は軒並み上昇、米株高を好感 FOMC受けダウは時間外でも上昇
東京時間11:05現在
香港ハンセン指数 29473.56(+439.44 +1.51%)
中国上海総合指数 3464.66(+19.11 +0.55%)
台湾加権指数 16392.23(+176.41 +1.09%)
韓国総合株価指数 3087.11(+39.61 +1.30%)
豪ASX200指数 6772.80(-22.43 -0.33%)
アジア株は豪州を除いて上昇、米株高を好感している。FOMCで2023年いっぱいまではゼロ金利を維持する可能性が示唆されたことを受け、米株価指数は時間外でも上昇している。ダウ先物は11時時点で140ドル高、ナスダック先物は0.5%上昇している。米金利上昇への警戒感もやや後退している。パウエルFRB議長は「市場が無秩序な状況になれば懸念するだろう」と述べたものの、ここ1カ月の金利急上昇については「無秩序なものではなかった」と述べた。
香港株は1.51%高、アリババやテンセントホールディングスなどハイテク関連が高い。
韓国株は反発、2週間半ぶり高値をつけている。きのう下落したサムスン電子やLGディスプレイ、SKハイニックスなどが買い戻されている。
豪州株は軟調、ハイテクや医療品関連が売られている。きょう発表された豪雇用統計の影響は特に見られない。為替市場は素直に反応、発表後の豪ドルは対ドルで一時0.45%高、対円では0.5%上昇した。2月の豪雇用者数は+8.87万人と市場予想の+3.0万人を大きく上回った。失業率は5.8%と前月の6.4%から大きく改善、昨年3月以来の低水準となった。新型コロナ向けワクチン進展への期待と、金融財政刺激策を受け豪州の経済回復が加速した。

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。