ドル円一時106円台に、米債利回り上昇が背景に

見通し 

ポンド東京午前に急騰、その後は売りがはいる

ドル円一時106円台に、米債利回り上昇が背景に

米株大きく買われ、リスク選好の円売りも

【東京市場】ポンドが午前中に急伸

 午前中にポンドが急騰する場面が見られた。朝方の1.4100台から1.4130前後まで上昇した後、
午前10時過ぎにポンド買いが一気に進む展開に。
1.4160超えまでジャンプアップ後、小さい振幅を経て1.4237まで上値を一気に伸ばした。
すぐに1.41台後半に値を落とすと、その後はやや頭が重くなり1.4150前後まで。
材料が入ったわけではなく、実需がらみ(政府関連でのワクチン購入費用などの可能性も)
でのポンド買いの動きなどが噂される急騰となった。
ポンド円も同様に朝の148円台半ば前後から149円手前まで上昇後に買いが広がり、
150円07銭までの急騰。その後は149円台半ば前後での推移となっている。

 ドル円は比較的しっかりの動き。ドル円は105円20銭前後から105円50銭台まで上昇。
株安の動きを受けてリスク警戒の円買いもでていたが、ドル買い円売りの流れが勝る格好。
22日NY市場から23日アジア市場にかけて105円割れを試したものの、大台を回復しており、下値しっかり感が強まった。

【ロンドン市場】ポンドの動きは落ち着く

 東京午前の急騰後は落ち着きを見せたポンドは1.41台前半での推移。
東京午前の買いは目立った材料がなく、大口の買いなどが背景にあると見られた分
その後の買いが続かず。
ドル円は105円台後半での推移としっかりの展開。
売りが出ていた米株先が買い戻されたことでリスク選好の円売りが入った面も。
 
 ユーロドルは朝方1.2150割れも売りが続かず買い戻された。

【NY市場】米債利回り上昇受けて一時ドル円106円台

 ドル円は一時106円11銭を付ける動きを見せた。米債利回り上昇が継続。
ベンチマークとなる米10年債利回りは一時1.43%台を付ける動きとなった。
パウエルFRB議長による下院での議会証言は、上院の時同様に今後の慎重姿勢を強調。
これを受けて米債利回りの上昇は一服し、1.38%台に落としたことで
ドル円も105円台後半に値を戻す展開に。
 1.2170前後から1.2100台へ値を落としていたユーロドルも
米債利回り上昇一服を受けて下げ分を解消して1.2170前後へ戻す動きに。 

【本日の見通し】ドル高円安基調継続

 ドル円は高値圏推移が続いている。
106円台は維持できなかったものの、その後の押し目は105円80銭台までと高値圏推移に。
米債利回りの上昇傾向が止まらず、ドル買い円売りの流れに。
米株の上昇から世界的に株高の推移が見込まれ、円売りが入りやすくなっている点でも
ドル円は下値しっかりの動きに。
米10年債利回りが1.43%前後から1.38%台まで落としたこともあり、
短期的には調整の場面も、売りが落ち着くと買いが入る流れか。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル円は上方向への動きを期待も、106円に近いところでの買いはややリスキーな印象。
スウィングは押し目待ちの流れか。
105円50-60銭近辺のサポートを確認したい。
デイトレは早めの買いも、見切りも早く。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《2/24 水曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.25  1.2150  127.88
高値  106.11  1.2175  128.88
安値  105.19  1.2109  127.77
終値  105.87  1.2166  128.83
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《2/24 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  29671.70 -484.33
DOW   31961.86 +424.51
S&P    3925.43 +44.06
Nasdaq  13597.97 +132.77
FTSE   6658.97 +33.03
DAX   13976.00 +111.19
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《2/24 水曜日の商品市場》
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=63.22(+1.55 +2.51%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1797.90(-8.00 -0.44%)
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《2/24 水曜日に発表された主な経済指標》

【NZ】
NZ中銀政策金利(2月)10:00
結果 0.25%
予想 0.25% 前回 0.25%(NZ中銀政策金利)

【ユーロ圏】
ドイツ実質GDP(確報値)(2020年第4四半期)16:00
結果 0.3%
予想 0.1% 前回 0.1%(前期比)
結果 -3.7%
予想 -3.9% 前回 -3.9%(前年比)
結果 -2.7%
予想 -2.9% 前回 -2.9%(季調前前年比)

【香港】
実質GDP(確報・前年比)(2020年第4四半期)12:12
結果 -3.0%
予想 -3.0% 前回 -3.0%

実質GDP(確報・前期比)(2020年第4四半期)12:12
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(02/13 – 02/19)21:00
結果 -11.4%
予想 N/A 前回 -5.1%(前週比)

新築住宅販売件数(1月)00:00
結果 92.3万件
予想 85.6万件 前回 88.5万件(84.2万件から修正)

米週間石油在庫統計(バレル・前週比)0:30
原油 +128.5万(4億6304万)
ガソリン +1.2万(2億5710万)
留出油  -496.9万(1億5272万)
(クッシング地区)
原油 +280.7万(4782万)
*()は在庫総量
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《2/24 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【NZ】
*NZ中銀
政策金利を0.25%に維持、最大1000億NZドルのLSAP、12月導入のFLPを変更しない。
前回の理事会以降、世界経済活動は活発化、しかし伸びは国内・国外ともに不均一。
ワクチン接種開始はプラスも、広範囲の免疫達成にはかなりの期間。
その間経済の不確実性高まり続ける。
NZ経済活動ここ数か月で持ち直す。
財政、金融政策の支援の恩恵で家計・企業のキャッシュフロー、支出を強化。
輸出の国際価格上昇が支えも、NZドル高で一部相殺
今後は依然として非常に不確実
新型コロナウイルス関連の社会的制限で決定されてくる
継続的な不確実性は家計・企業の成長を制約
長期にわたる金融刺激がなければ、物価と雇用は中期的な目標を下回る可能性が高い
インフレ率が年2%の目標中間点で維持され、
雇用が最大の持続可能レベル以上になると確信するまで現状の緩和策を維持。
これらの目標を見たすにはかなりの時間と忍耐が必要。
必要に応じて追加の刺激策の準備。
必要に応じてOCRをマイナスにするための運用作業が完了。

*オアNZ中銀総裁
全ての刺激策のオプションを保持したい。
世界的な債券利回りの上昇は気にかけている。
物価や雇用の状況を確認する必要がある。
データを確認し、警戒し、待つという状況。
最初の住宅需要のピークは過去のもの

*ホークスビーNZ中銀総裁補
世界的な経済成長とインフレ見通しに拡大がイールドカーブを押し上げている。
イールドカーブに下向きの影響を与えたい

【日本】
*黒田日銀総裁
保有国債の平均残存期間は7年程度、大きな変化ない。
現在は市場落ち着いており、国債購入額は低位。
ETF購入、特定の株価実現のためではない。
ETF購入、メリハリある柔軟な買い入れを行っている。
ETF購入、現時点で株式市場の機能低下生じてない。
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《本日予定されている主な経済指標》

【韓国】
韓国中銀政策金利 時刻未定
予想 0.5% 現行 0.5%

【日本】
景気一致指数・改定値(12月)14:00
予想 N/A 前回 87.8

景気先行指数・改定値(12月)14:00
予想 N/A 前回 94.9

【ユーロ圏】
ドイツGfk消費者信頼感(3月)16:00
予想 -14.0 前回 -15.6

ユーロ圏消費者信頼感・確報値(2月)19:00
予想 N/A 前回 -14.8

ユーロ圏景況感(2月)19:00
予想 92.0 前回 91.5

【香港】
貿易収支(1月)17:30
予想 -445.0億香港ドル 前回 -457.0億香港ドル

【南アフリカ】
生産者物価指数(1月)18:30
予想 0.4% 前回 0.2%(前月比)
予想 3.2% 前回 3.0%(前年比)

【米国】
耐久財受注・速報値(1月)22:30
予想 1.0% 前回 0.5%(前月比)
予想 0.7% 前回 1.1%(輸送除くコア・前月比)

実質GDP・改定値(第4四半期)22:30
予想 4.2% 前回 4.0%(前期比年率)

GDPデフレータ・改定値(第4四半期)22:30
予想 2.0% 前回 2.0%(前期比年率)

PCEコアデフレータ・改定値(第4四半期)22:30
予想 1.4% 前回 1.4%(前期比年率)

個人消費・改定値(第4四半期)22:30
予想 2.5% 前回 2.5%(前期比年率)

新規失業保険申請件数(20日までの週)22:30
予想 82.5万件 前回 86.1万件(前週比)

中古住宅販売成約指数(1月)26日0:00
予想 -0.5% 前回 -0.3%(前月比)

【NZ】
貿易収支(1月)26日6:45
予想 -6.27億NZドル 前回 0.17億NZドル

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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