積極的な緩和を支持する野口氏の審議委員承認でやや安心感も=東京為替
3月末の任期満了で退任する櫻井眞審議委員の後任として菅内閣がが指名していた野口旭専修大学教授の日銀審議委員国会同意人事は、昨日の衆院に続いて、10日朝の参院本会議でも承認された。
野口教授はインフレターゲット導入以前にデフレ脱却のための導入を主張するなど、積極的なデフレ脱却姿勢で知られているいわゆるリフレ派。日銀の当面の緩和姿勢維持が見込まれる状況となっている。ドル円はこうした動きを受けてややドル買い円売り。もっとも承認自体は既定路線で影響は限定的。
なお、就任後の理事会投票では、片岡委員と同様により積極的な緩和を求めて反対に回る可能性が指摘されており注目されるところとなっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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