ダウ平均は5日続伸 米雇用統計は弱い内容も追加経済対策への期待感を逆に高める=米国株前半
NY株式5日(NY時間12:33)
ダウ平均 31152.03(+96.17 +0.31%)
ナスダック 13851.38(+73.64 +0.53%)
CME日経平均先物 28795(大証終比:+5 +0.02%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は5日続伸。朝方発表になった米雇用統計は弱い内容となったものの、株式市場は逆に追加経済対策への期待感を高めている。買い先行で始まりダウ平均は取引時間中の最高値に一時迫った。
1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が4.9万人増と予想を下回ったほか、12月分は22.7万人減に下方修正されている。小売業や輸送、レジャー、ホスピタリティといったセクターの雇用が減少しており、感染拡大による封鎖措置の影響が如実に表れた格好となった。失業率は6.3%に急低下したものの、労働参加率の低下もあり、さほどポジティブな驚きはないようだ。
また、米追加経済対策については、米上院が今会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決した。ハリス副大統領の決定票で51対50の賛成多数となった。下院は既に可決しているが、上院を通過した決議案についてきょう、改めて採決することになる。下院で可決されれば、財政調整措置に基づき、共和党の賛成が一切なくとも同案の通過が可能になる。バイデン大統領が提案している1.9兆ドル規模の追加経済対策の実現に向けて一歩前進した格好。
エネルギーや銀行株が買われている一方、ハイテク株は軟調。一方、IT株は買い戻しが入っておりしっかり。ナスダックは最高値を更新している。
アルファベット(C) 2088.06(+25.69 +1.25%)
フェイスブック 268.27(+1.78 +0.67%)
ネットフリックス 550.94(-1.22 -0.22%)
テスラ 859.80(+9.81 +1.15%)
アマゾン 3354.71(+23.71 +0.71%)
エヌビディア 544.23(-2.34 -0.43%)
ツイッター 56.27(-0.24 -0.42%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 323.80(-5.53 -1.68%)
メルク 75.58(-0.45 -0.59%)
マクドナルド 212.91(+1.88 +0.89%)
マイクロソフト 241.85(-0.16 -0.07%)
ホームデポ 278.64(-0.18 -0.06%)
ボーイング 209.59(-1.05 -0.50%)
ベライゾン 55.30(+0.16 +0.28%)
ビザ 209.59(+0.34 +0.16%)
ハネウェル 203.43(+2.84 +1.42%)
ナイキ 144.06(+3.43 +2.44%)
トラベラーズ 145.40(+1.47 +1.02%)
ディズニー 180.47(+0.24 +0.13%)
ダウ・インク 57.59(+1.25 +2.22%)
セールスフォース 238.13(+0.15 +0.06%)
シスコシステムズ 48.11(+0.86 +1.81%)
シェブロン 89.09(+0.09 +0.10%)
コカ・コーラ 49.67(+0.66 +1.34%)
ゴールドマン 293.98(+0.23 +0.08%)
キャタピラー 192.69(+1.04 +0.54%)
ウォルマート 144.22(+1.69 +1.19%)
ウォルグリーン 49.74(+0.54 +1.10%)
インテル 58.23(-0.56 -0.95%)
アメックス 126.47(+1.57 +1.26%)
アムジェン 237.26(+0.39 +0.16%)
アップル 136.96(-0.23 -0.16%)
P&G 129.68(+0.65 +0.50%)
JPモルガン 138.13(-0.12 -0.09%)
J&J 164.31(+2.32 +1.43%)
IBM 120.97(-0.05 -0.04%)
3M 178.68(+1.58 +0.89%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。