【来週の注目材料】トルコ中銀は金利据え置き・利上げで見通し分かれる

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 来週は主なところだけで20日にカナダ中銀、21日に日銀、トルコ中銀、南ア中銀、ECBの金利発表が予定されています。

 中でもトルコ中銀は市場の見方が分かれており注目されるところとなっています。

 トルコは高金利に否定的であったエルドアン大統領が昨年11月に方針を転換。エルドアン大統領の下で同国にとっては低い金利水準で政策を運営してきたウイサル中銀総裁を更迭、翌日にはアルバイラク財務相が辞任と、当局者二人を交代させ、アーバル元財務相を新たに新総裁に任命。アーバル総裁の下で11月、12月と二会合連続での大幅利上げが実施され、政策金利は利上げ前の10.25%から17%まで引き上げられました。

 トルコのインフレ率(消費者物価指数前年比)は直近12月分で14.6%ですので、長い間実質金利がマイナス(政策金利がインフレ率よりも低い)となっていた状況が改善されています。

 もっとも11月の14.03%から上昇傾向が継続しており、物価の安定を目指すアーバル総裁としては厳しい状況。市場では据え置きに回るか小幅ながら利上げに向かうかで意見が分かれるところとなっています。

 大勢の見通しは金利据え置きとなっていますが、トルコでは新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着く傾向にあり、利上げ余地があるのではとの期待につながっています。同国では一日当たりの新規感染者数が3万人を超えていた12月の状況から、年明け1万人を割り込む状況となっており、物価安定を重視する余地があるのではとの思惑につながっているようです。
 市場の見方が分かれている分、結果が据え置き、利上げどちらになったとしても市場の反応が期待されるところです。

MINKABU PRESS 山岡和雅

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執筆者 : MINKABU PRESS

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