クリスマス明け、米政治情勢に注意
クリスマス明け、米政治情勢に注意
欧州勢不在で様子見ムードも
【本日の見通し】欧州勢不在で様子見も、米政治情勢に警戒感
欧州勢が不在、その他の国もボクシングデーで休場となる市場が多く
取引参加者が少ない中で落ち着いた動きが見込まれる。
一方で、トランプ大統領が難色を示した追加経済対策について動きが出る可能性がある。
大統領は追加経済対策法案9000億ドルと1.4兆ドルの歳出法案をまとめた包括法案について、
署名しない可能性を示唆している。
民主党は個人への給付を2000ドルに引き上げる形の修正を示したが。
下院共和党の反対で阻止された。
下院民主党は個人への2000ドルの給付を可能にする新法案を28日に採決見込み。
ただ、上院も含めて通過できるかは微妙。
現状の暫定予算は28日に切れるため
トランプ大統領が28日中に包括予算案に署名するか
暫定予算案を議会が示して、大統領が署名するかなどの対応を取らないと
現在の失業者支援策、立ち退き保護法案が失効し、米経済の混乱を招く可能性。
大統領が拒否権を発動した国防法案(NDAA)の採決も予定されている。
こちらは法案成立時に超党派による2/3以上の賛成で成立しており、
拒否権後の採決で同様に2/3を超える賛成を獲得すると法案は成立する。
ただ、上院共和党はまだ態度を示しておらず、警戒感も。
米政治情勢の混乱から、大きな動きが生じる可能性を警戒。
【本日の戦略】基本は様子見
基本は様子見。
入るとするとNY税の本格参加後の動きか。
基調はドル買いのドル円はやややりにくそう。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません
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《12/25 金曜日》
ドル円 ユーロドル ユーロ円
始値 103.65 1.2187 126.31
高値 103.68 1.2203 126.40
安値 103.39 1.2172 126.03
終値 103.43 1.2193 126.25
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《12/25 金曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経 26656.61 -11.74
DOW 休み
S&P 休み
Nasdaq 休み
FTSE 休み
DAX 休み
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《12/25 金曜日の商品市場》
休場
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《12/25 金曜日に発表された主な経済指標》
【日本】
雇用統計(11月)08:30
結果 2.9%
予想 3.1% 前回 3.1%(完全失業率)
結果 1.06倍
予想 1.04倍 前回 1.04倍(有効求人倍率)
小売業販売額(11月)08:50
結果 0.7%
予想 1.8% 前回 6.4%(前年比)
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《12/25 金曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》
特になし
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《本日予定されている主な経済指標》
【日本】
鉱工業生産・速報値(11月)8:50
予想 前回 4.0%(前月比)
予想 前回 -3.0%(前年比)
【香港】
貿易収支(11月)17:30
予想 前回 -368億香港ドル
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【東京市場】ややドル安も取引参加者少なく落ち着いた動き
クリスマスということで取引参加者が少なく、目立った動きが見られず。
ドル円は前日の海外市場で103円70銭台まで上昇した流れで103円60銭台でスタート。
午前中に103円台半ば前後まで下げるも、そこからの売りは見られずもみ合いに。
朝からのレンジは18銭。
昨日、英国とEUとの通商協議が合意に達したことで1.36台まで上昇した後、
1.3520台まで調整が入ったポンドドルは、ドル安基調の中で1.3560台を付ける動きに。
朝に1.2170前後まで値を落としたユーロドルが1.22台を付けるなどの動きに。
朝のユーロ円の下げもあって126円03銭を付けたユーロ円は、
その後のユーロの買い戻しに126円30銭台まで。
【ロンドン市場】【NY市場】休場
執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長
1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員