アジア株 上海株は8月以来の高値つける、製造業PMIが約3年ぶり高水準 豪ワイン株はきょうも急落
アジア株 上海株は8月以来の高値つける、製造業PMIが約3年ぶり高水準 豪ワイン株はきょうも急落
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 26861.61(-33.07 -0.12%)
中国上海総合指数 3440.36(+32.05 +0.94%)
台湾加権指数 13953.10(+86.01 +0.62%)
韓国総合株価指数 2629.75(-3.70 -0.14%)
豪ASX200指数 6553.90(-47.15 -0.71%)
アジア株はまちまち。
上海株は続伸、8月以来の高値をつけている。製造業PMIを好感して買い優勢で始まった。中国11月の製造業PMIは52.1と、2017年9月以来の高水準を記録した。非製造業PMIも56.4と、2012年6月以来の高水準。先週末に発表された10月の工業企業利益も2011年12月以来の高水準になるなど、中国経済の持ち直しが示唆されている。
香港株は軟調。中国海洋石油が6.2%安と下落率トップ、一時8%超急落する場面も見られた。トランプ米政権は中国半導体大手SMICと中国石油大手の中国海洋石油(CNOO)をブラックリストに追加する準備が出来ていると複数の関係者の話としてロイターが報じている。
アリババ・グループ・ホールディングスも安い。中国当局がフィンテック業界の規制を見直していることから、アリババ傘下のアント・グループの新規株式公開(IPO)を来年実現できる可能性がますます低くなっていると複数の関係者の話としてブルームバーグが報じている。
豪州株は続落。ワインメーカーのトレジャリー・ワイン・エステートは7.7%安ときょうも急落。一時12%下げる場面も見られた。先週末に中国商務省が、豪州からの輸入ワインに反ダンピング関税を課すと発表したことを受け、同社株は先週末11%超急落し、その後は売買停止となっていた。同社CEOは中国による関税適用の影響の軽減に努めていると述べたものの、きょうも下げ止まる様子は見られず。
NY原油価格が軟調なことから、オイル・サーチやサントスなどエネルギー関連も下落している。29日、OPECプラス共同閣僚監視委員会は、来年1月に予定されている増産延期についてオンライン会合を行ったが、合意できなかった。30日にはOPEC総会が行われる。
執筆者 : MINKABU PRESS
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