このあと10月調査の米消費者信頼感指数=NY為替
きょうのドル円は戻り売りが優勢となっており、104.60円近辺に値を落としている。このあと日本時間23時に10月調査のコンファレンスボード米消費者信頼感指数が発表される。予想は102.0と2カ月連続での改善が見込まれている。前回は17年ぶりの大幅上昇となったものの、改善の流れが今回も続くものと見られており、パンデミックからの回復が持続していることが期待されている。
消費者心理は雇用や株価に左右される面が大きいとされているが、失業率はまだ高水準にはあるものの改善が続いており、特に所得が高い層を中心に楽観的ムードが広がっている。株価も米大統領選に向けて調整ムードが出ているものの、底堅さは維持しており、消費者心理にさほど影響は見せていないようだ。
一方、米追加経済対策の協議が進まず、調査当時でも一部の州で感染拡大が見られていた。ワクチンの早期開発も難しそうな情勢の中、その辺の影響が消費者心理に出るか警戒される。
ただ、感染第3波や政治イベントに関心が集中する中で、市場の経済指標への反応は鈍くなっており、どの程度の反応を示すかは未知数。
コンファレンスボード消費者信頼感指数(10月)23:00
予想 102.0 前回 101.8
USD/JPY 104.62
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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