キャタピラーが最高値に迫る勢い 政府によるインフラ投資への期待=ダウ採用銘柄
今月に入ってキャタピラーの上げが加速。本日は一時171ドル台まで上昇し、2018年1月につけた最高値に迫る勢いを見せている。10月に入ってこれまでのところ、ダウ採用銘柄の中では最高のパフォーマンスを演じており、きょうはアナリストの目標株価引き上げも伝わっていた。従来の130ドルから180ドルに引き上げている。
政府によるインフラ投資への期待を背景に挙げており、現在のマクロおよび政治的環境から、過去10年間よりもインフラ投資が実施される可能性が高いとしている。インフラ投資への期待が高まると、実際にインフラ投資が行われるか、その期待が高まるかすれば、同社株は全体相場をアウトパフォームすることが、過去の経験則から実証されているという。
ただし、最近の株価上昇で、米国での建設機械需要の大幅増加をかなり織り込んでいる節もあり、さらなる株価上昇の可能性はあるものの、より低いエントリーポイントが好ましいとも指摘している。
なお、来週27日に7-9月期(第3四半期)決算が発表されるが、過去10四半期のうち8四半期は、発表当日の株価は下落している点は留意される。
(NY時間14:12)
キャタピラー 170.11(+2.58 +1.54%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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