リーバイ・ストラウスが上昇 １株利益が予想外の黒字＝米国株個別

　ジーンズのリーバイ・ストラウスが上昇。６－８月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益が予想外の黒字だったほか、売上高も予想を上回った。欧米、アジアとも３－５月期から大幅に売り上げを伸ばした。ｅコマースでの販売が前年比で５２％拡大しており、海外でも約５０％の伸びとなっている。全体の売上高に占める割合は２倍に膨らんだ。

　パンデミックの最終的な影響は非常に不透明ではあるものの、トレンドは徐々に改善を示し、従来予想よりも速いペースでの改善を示している。同社のシングＣＦＯは「コスト削減と資本に対する取り組みにより、収益がパンデミック前の水準に回復したときに“調整後ＥＢＩＴマージン１２％超”という目標達成に向けた道筋が明確に開かれた」と述べていた。

　一方、少なくとも年内に、パンデミック関連からの重大な悪影響で、追加在庫および、その他コストが発生する可能性は残っているとも見込んでいる。

（６－８月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.08ドル（予想：-0.22ドル）
・売上高：11億ドル（予想：8.22億ドル）
　　米国：5.5億ドル（前期比：+94％）
　　欧州：3.9億ドル（前期比：+202％）
　　アジア：1.23億ドル（前期比：+43％）
・粗利益率（調整後）：53.6％（予想：51.1％）
・販管費：-19％
・FCF（調整後）：+1.83億ドル

（NY時間09:55）
リーバイ・ストラウス　16.16（+1.42　+9.63%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美