オラクルが取引中断 TikTokとの事業提携伝わる マイクロソフトは交渉打ち切り=米国株個別
TikTokの米事業買収で、親会社である中国のバイトダンスがマイクロソフトとの交渉を打ち切り、オラクルとの事業提携を目指すことを選択したと伝わった。ブルームバーグが複数の関係者からの情報もとに伝えた。バイトダンスとオラクルによる取引には、新たに構成されるTikTok事業の株式取得が含まれる公算が大きいが、形式としては売却というよりも企業再編に見えるものになりそうだという。
オラクルが新たに立ち上げられるTikTokの米事業の株式を取得し、技術パートナーとなるほか、同社のデータをオラクルのクラウドサーバーに保管するといった構想が協議されているとも伝えた。
また、マイクロソフトと共同での買収を試みていたウォルマートは、オラクル率いる投資家グループと伴に、出資に引き続き関心を持っているとしている。
なお、トランプ政権がオラクルとの取引を支持するかどうかは不透明だという。取引開始前にムニューシン米財務長官の発言が伝わり、オラクルのTikTokへの提案を対米外国投資委員会(CFIUS)が今週精査すると述べていた。
オラクル株は上昇して始まったものの、取引開始後まもなくニュース発表があるとして現在、売買停止となっている。具体的なニュースはいまのところ流れていない。
(NY時間09:33)
オラクル 59.47(+2.47 +4.33%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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