ユーロドルのロングポジションが過剰に積み上がっているとの指摘も=NY為替
この日発表の米耐久財受注が強い内容となったこともあり、ユーロドルは朝方に1.17ドル台まで下落する場面が見られたものの、その後は買い戻しが強まっており、1.18ドル台まで戻している。ユーロドルは先週以降、上げが一服しているものの、21日線の水準で下げ止まる動きも見せており、いまのところ上昇トレンドは維持されている。
市場は明日のFRBの年次シンポジウムでのパウエルFRB議長の講演を控えて様子見気分も出る中、ユーロドルも方向感のない展開が続いている。
一部からはユーロの対ドルでのロングポジションは過剰に積み上がっているとの指摘も聞かれる。FRBが低金利を長期化させるとの思惑からユーロドルは買い気配を続けているが、パウエルFRB議長がここからさらにドル安を進めるような発言を行うかどうかは未知数だという。
米国でハリケーン「ローラ」が勢力を急拡大しており、メキシコ湾に上陸しそうな気配だが、今年は例年よりもハリケーンが早く発生している。それは金価格下落や原油高、そして、ドル高を誘発する可能性が指摘されている。米国債が調整する可能性もあるという。
EUR/USD 1.1828 EUR/JPY 125.41 EUR/GBP 0.8958
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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