バイアコムCBSが上昇 予想ほど広告収入が減少せず 動画配信は好調維持=米国株個別
大手メディアのバイアコムCBSが上昇。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。パンデミックの影響でスポーツイベントの中止が相次ぐ中で、広告収入が前年比27%減少したものの、予想ほどではなかった。
映画部門も劇場閉鎖にもかかわらず、ホームビデオ販売と、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のような最近リリースされた映画のレンタルから2.2億ドルの収入を得ている。そのほか、動画配信サービスへの映画ライセンス供与で4.34億ドルの収入を得た。
同社は動画配信サービス部門を明るい話題としてあげており、CBSオールアクセスとショータイムの2つの有料配信サービスは現在、1600万超の加入者を獲得しているほか、無料配信サービスのプルートTVは、世界中で3300万人以上のユーザーを獲得している。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:0.94ドル)
・売上高:62.8億ドル(予想:62.3億ドル)
広告収入:19.3億ドル(予想:18.6億ドル)
テレビ:22.9億ドル(予想:22.6億ドル)
映画:6.47億ドル
ケーブル:32.3億ドル(予想:31.1億ドル)
出版:2億ドル(予想:2.07億ドル)
(NY時間09:42)
バイアコムCBS 27.05(+1.05 +4.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。