米雇用統計予想以上の好結果、ユーロドルなどでドル買いも

見通し 

米雇用統計予想以上の好結果、ユーロドルなどでドル買いも

ドル円はレンジ取引崩さず107円台後半での買いには慎重

【東京市場】落ち着いた動き

ドル円は107円45銭近辺での推移。この後夜に米雇用統計を控えていることもあり、積極的な動意に乏しい展開が続いている。ユーロドルなども膠着した展開に。

【ロンドン市場】ドル売り優勢、ユーロドル一時1.13台

 ドル売りの動きが強まりユーロドルが1.13台の乗せるなどの動きが見られた。
雇用統計を前に調整の動きも。
ポンドドルは1.25台にしっかりと乗せてきた。
ドル円はレンジ取引の流れを崩さず。
 

【NY市場】雇用統計好結果

 雇用統計はかなりの好結果
NFPが予想を大きく上回り、失業率も予想以上に低下
労働参加率の上昇も目立った。
米国の雇用状況の改善が意識される中で、ユーロドルが1.12台前半までユーロ売りドル買いとなるなど
ロンドン市場のドル売りの動きが調整された。
もっともドル円は107円70銭台までと狭いレンジの中での動きで
その後107円台半ばに値を戻している。
 

【本日の見通し】レンジ取引

 米国が独立記念日の祝日となっており
基本的には様子見ムード。
雇用統計後の振幅は、値幅が限定的で動きにくくなった面も。
目立った動きが期待できず、ドル円は107円台半ばを中心の動きとなりそう。

 ユーロは対ドルを中心に頭が重いか
1.13台を試す勢いがない分、いったん調整が入る可能性も。

【本日の戦略】NYお休みで無理をせず

 NY市場が休場となる中で無理をせずの展開。
デイトレはレンジを見切っての動き
スウィングは下がれば買いの意識も

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《7/2 木曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  107.47  1.1251  120.92
高値  107.72  1.1303  121.44
安値  107.33  1.1223  120.75
終値  107.50  1.1239  120.82
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《7/2 木曜日の主要株式指数》
日経  22145.96 +24.23
DOW   25827.36 +92.39
S&P    3130.01 +14.15
Nasdaq  10207.63 +53.00
FTSE   6240.36 +82.40
DAX   12608.46 +347.89
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《7/2 木曜日の商品市場》
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=40.65(+0.83 +2.08%)
NY金先物8 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1790.00(+10.10 +0.57%)
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《7/2 木曜日に発表された主な経済指標》
【韓国】
消費者物価指数(6月)8:00
結果 0.2%
予想 0.0% 前回 -0.2%(前月比)
結果 0.0%
予想 -0.2% 前回 -0.3%(前年比)

【豪州】
貿易収支(5月)10:30
結果 80.25億豪ドル
予想 90.00億豪ドル 前回 88.00億豪ドル

【スイス】
消費者物価指数(6月)15:30
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.0%(前月比)
結果 -1.3%
予想 -1.2% 前回 -1.3%(前年比)

【ユーロ圏】
ユーロ圏失業率(5月)18:00
結果 7.4%
予想 7.7% 前回 7.3%

ユーロ圏生産者物価指数(5月)18:00
結果 -0.6%
予想 -0.4% 前回 -2.0%(前月比)
結果 -5.0%
予想 -4.5% 前回 -4.5%(前年比)

【ブラジル】
鉱工業生産指数(5月)21:00
結果 -21.9%
予想 -21.7% 前回 -27.2%(前年比)

【カナダ】
国際商品貿易(5月)21:30
結果 -6.8億カナダドル
予想 -30.0億カナダドル 前回 -42.7億カナダドル(-32.5億カナダドルから修正)

【米国】
雇用統計(6月)21:30
結果 480.0万人
予想 323.0万人 前回 269.9万人(250.9万人から修正)(非農業部門雇用者数)
結果 11.1%
予想 12.5% 前回 13.3%(失業率)

民間部門雇用者数
結果 476.7万人
予想 300.0万人 前回 323.2万人(309.4万人から修正)

製造業雇用者数
結果 35.6万人
予想 42.5万人 前回 25.0万人(22.5万人から修正)

平均時給
結果 -1.2%
予想 -0.8% 前回 -1.0%(前月比)
結果 5.0%
予想 5.3% 前回 6.6%(6.7%から修正)(前年比)

週平均労働時間
結果 34.5
予想 34.5 前回 34.7

労働参加率
結果 61.5%
予想 61.2% 前回 60.8%

貿易収支(5月)21:30
結果 -546億ドル
予想 -532億ドル 前回 -498億ドル(-494億ドルから修正)

新規失業保険申請件数(06/21 – 06/27)21:30
結果 142.7万件
予想 135.0万件 前回 148.2万件(148.0万件から修正)(前週比)

製造業新規受注(5月)23:00
結果 8.0%
予想 8.6% 前回 -13.5%(-13.0%から修正)(前月比)

耐久財受注(確報値)(5月)23:00
結果 15.7%
予想 15.8% 前回 15.8%(前月比)
結果 3.7%
予想 4.0% 前回 4.0%(コア・前月比)

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《7/2 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*宮下内閣府副大臣
現時点で緊急事態宣言の再発令に該当しない。

*小池都知事
感染拡大の警戒を要する段階と認識。
新規感染者数は107人。
都民は夜の街への外出は控えてほしい。
事業者は感染防止ガイドラインの徹底を。

【米国】
*米下院、香港巡る中国制裁法案可決
香港での抗議デモ活動に対する取り締まりに関与する中国当局者と、
取引を行う銀行に制裁を科す法案を全会一致で可決。

*米下院、1兆5000億ドル規模のインフラ整備法案を可決。

【新型コロナウイルス関連】
*東京都で新たに100人以上の感染を確認、100人以上は2カ月ぶり。

*米国で1日、新規感染者数が初めて50000人を突破。

*デブラシオNY市・市長
6日に予定していたレストランでの店内飲食再開を延期する。
新型コロナ感染状況は悪化しており、店内飲食の段階に急いで進む時ではない。

*ニューソム・カリフォルニア州知事
ロサンゼルスなど州内19を対象に、レストランでの店内飲食を少なくとも3週間禁止する。

*米マクドナルド
米店舗内での飲食再開の計画を中断、3週間は延期する。
既に店内飲食再開している店舗は、地域当局が許可していればサービスを継続できる。
それ以外の店舗は店内飲食再開を停止。

*米アップル
新たにロサンゼルス、ラスベガス、アイダホ州、オクラホマ州などで店舗を閉鎖。

*メキシコ
新型コロナ死者数がスペインを上回り、世界6位に。

*トランプ大統領
米雇用統計は素晴らしかった。
小規模企業の80%は営業を再開している。
労働者は仕事探しに信頼感を持っている。
ワクチンが間もなくできることを期待。

*クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
次回の支援策の形態はまだ検討中。
直接給付金の最終決定はしていない。
直接給付金は的を絞る必要。
週600ドル超の失業給付加算は職探しの意欲を無くす模様。
USMCAの首脳が来週訪米。
G7では中国問題が前面及び中心に来る。
中国が貿易合意を守るかどうか見守っていく。

【中国】
*中国商務省報道官
香港問題への外部からの干渉に中国は反対すると繰り返し表明。
香港国家安全維持法をめぐる米国の一方的な制裁に断固反対する。
香港経済を支援するため中国はさらに政策を検討する。
中国とEUの担当者らは今週、投資協定について交渉している。

【ユーロ圏】
*EU高官
来週に復興基金についての妥協案を協議へ。
欧州復興基金の交渉は極めて困難な状況。
基金の総額は引き続き7500億ユーロに。

*シュナーベルECB専務理事
量的緩和(QE)が財政規律を後退させた気配はない。
ECBの政策は深刻な危機を回避させた可能性。

【その他】
*ブラジル下院
新型コロナ感染拡大受け、10月に予定していた地方選挙を11月15日に延期するための憲法修正案を可決。
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《本日予定されている主な経済指標》

【英国】
GFK消費者信頼感・確報値(6月)8:01
予想 -29 前回 -30

CIPS非製造業PMI・確報値(6月)17:30
予想 47.0 前回 47.0

【豪州】
小売売上高(5月)10:30
予想 16.3% 前回 -17.7%(前月比)

【シンガポール】
小売売上高(5月)14:00
予想 -8.0% 前回 -31.7%(前月比)
予想 -47.0% 前回 -40.5%(前年比)

【トルコ】
消費者物価指数(6月)16:00
予想 0.55% 前回 1.36%(前月比)
予想 12.00% 前回 11.39%(前年比)

【ユーロ圏】
ドイツ非製造業PMI・確報値(6月)16:55
予想 45.8 前回 45.8

ユーロ圏非製造業PMI・確報値(6月)17:00
予想 47.3 前回 47.3

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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