107円割れを試す場面も 感染不透明な中、4月相場はリスク回避でスタート=NY為替
ドル円はNY時間に入って売り優勢となっており、107円割れを試す場面も見られた。きょうから第2四半期の相場入りとなる中、株式市場も軟調なスタートとなっていることから、ドル円も売りが優勢となっている模様。リスク回避の円高がドル円を圧迫しているようだ。ただ、リスク回避のドル買いも根強くある中、下押す動きまでは見られていない。
トランプ大統領はきのう、米国は非常に厳しい2週間に直面していると警告。ウイルス対策調整官のバークス氏は米国の死者数が最大20万人に達する可能性があると指摘している。なお感染拡大が不透明な中、とりあえず4月相場は、リスク回避の雰囲気で始まっている模様。
市場は各国政府や中央銀行の緊急対策が、企業や消費者の活動縮小の影響に効果が出るか確認したい意向もあるようだ。きのうまでにポジション調整は、だいぶ進んだものと見られる中、今後の動向を見極めたいとの雰囲気もあるようだ。
USD/JPY 107.28
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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