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英緊急利下げ、米株大幅安でリスク警戒も

見通し 

英緊急利下げ、米株大幅安でリスク警戒も

ドル円は104円台前半まで下落も、株に比べると動き落ち着く

ポンドは利下げ後に下げも、その後買い戻し、株への好影響、英予算案など好感
英予算は300億ポンドの景気刺激など積極対応見られ好感される

【東京市場】リスク警戒強まる

 ドル円は朝方の105円台後半から一時104円10銭まで値を落とす展開となった。
昨日はトランプ大統領の給与減税発言で期待感から一気にドル高株高債券利回り上昇などが見られたが、本日発表される経済対策の会見にトランプ大統領が出席せずペンス副大統領が発表、
内容も新味がなかったことなどから、失望感が広がった。
 ダウ平均が600ドル以上下げるなど米株安の動きが優勢に。
米長期債利回りの低下も目立ち10年債利回りは朝の0.78%台から0.65%近くまで低下している。
 ドル全面安の動きでドル円だけでなくユーロドルでのドル売りなども目立った。
朝の1.1279から1.1350超え、午後に入って米株安が広がったことなどがドル売りに。
 アジア株全般の売りも厳しい。
香港ハンセン指数は前引け時点でプラス圏を維持も午後120ポイント安で始まるなど急落。
首都ソウルでの集団感染が報じられた韓国は韓国総合が3%超の下げで1900の大台を割り込む動き。引けにかけて売りが出た豪ASXは2月の高値から20%を超える下げとなっておりベアマーケット入り。

【ロンドン市場】英中銀緊急利下げ

 英中銀は0.5%の緊急利下げを発表。
政策金利は0.25%となった。カウンターシリクリカルバッファーを1.0%から0.0%にするなどの措置も示されている。
 ポンドは利下げを受けて一時下落も、その後で予定されている予算案発表への期待感や
欧州株の上昇などを受けて逆に買いが強まる格好に。
ポンド円が134円近辺から136円を付けるなどの動き。

 欧州株の上昇もあってドル円は104円台前半から105円台を回復する動きも。
 

【NY市場】米株急落もドル円の下げは限定的

 米株が大きく値を落とした、ダウ平均は一時1600ドル超、終値でも1400ドル超の下げに。
もっともドル円の下げは限定的。
朝方は105円台を回復する場面も見られ、
その後も下げも104円台を維持している。

 米債利回りが上昇したことがドル買いに。またユーロドルでのユーロ買いが一服。
メルケル首相の人口の70%が感染の可能性との報道や、
イタリア政府が薬局やスーパーマーケットなどを除いたすべての店舗の15日間営業停止を決めたことなどがユーロドルの重石となりドル売りが一服したことなども背景に。

【本日の見通し】リスク警戒感継続も

 リスク警戒の動きは継続。
新型コロナウイルスの感染被害が拡大する中でドル円を積極的に買いに回る勢いはない。
米国の景気対策も少し期待外れ感。
もっとも、各国ともに景気鈍化に対応する姿勢を崩しておらずパニック的なドル売り円買いも見られず。

 来週のFOMCでの一気に1.0%の追加利下げ見通しも広がる中でドル円の頭は重いと見られるが、
104円台前半では買いも見られたことから、
104-105円台を中心に方向性を探る展開となりそう。

 ECB理事会は預金ファシリティの深堀やTLTROの拡充などが見込まれるが、
このところの他の中銀の対応から見ると、
金利引き下げ余地が小さい分、消極的な印象を与えかねない。
各国政府との連携などをどこまで示せるかがポイントに。
状況によってはユーロ売りの動きも。

【本日の戦略】押し目買い

 押し目買いも一つ手という印象。
ただ、かなりリスキーでストップを確実に。
104円割れではいったんあきらめて次の手を狙うという印象に。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

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《3/11 水曜日》
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  105.64  1.1281  119.19
高値  105.66  1.1367  119.22
安値  104.10  1.1258  117.55
終値  104.54  1.1270  117.79
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《3/11 水曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  19416.06 -451.06
DOW   23553.22 -1464.94
S&P    2741.38 -140.85
Nasdaq  7952.05 -392.20
FTSE   5876.52 -83.71
DAX   10438.68 -36.81
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《3/11 水曜日の商品市場》
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=32.98(-1.38 -4.02%)
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1642.30(-18.00 -1.08%)
-+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《3/11 水曜日に発表された主な経済指標》

【韓国】
失業率(2月)8:00
結果 3.3%
予想 4.1% 前回 4.0%

【豪州】
Westpac消費者信頼感指数(3月)8:30
結果 -3.8%
予想 N/A 前回 2.3%

【英国】
英中銀政策金利(3月)16:00・・・緊急利下げ
結果 0.25%
予想 N/A 前回 0.75%

鉱工業生産(1月)18:30
結果 -0.1%
予想 0.3% 前回 0.1%(前月比)
結果 -2.9%
予想 -2.6% 前回 -1.8%(前年比)

製造業生産高(1月)18:30
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.3%(前月比)
結果 -3.6%
予想 -3.5% 前回 -2.5%(前年比)

商品貿易収支(1月)18:30
結果 -37.20億ポンド
予想 -70.00億ポンド 前回 -14.18億ポンド(8.45億ポンドから修正)

【米国】
MBA住宅ローン申請指数(02/29 – 03/06)20:00
結果 55.4%
予想 N/A 前回 15.1%(前週比)

消費者物価指数(2月)21:30
結果 0.1%
予想 0.0% 前回 0.1%(前月比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 2.3%
予想 2.2% 前回 2.5%(前年比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.3%(コア・前年比)

米週間石油在庫統計(バレル・前週比)23:30 
原油 +766.4万(4億5178万)
ガソリン -504.9万(2億4700万)
留出油  -640.4万(1億2806万)
(クッシング地区)
原油 +70.4万(3788万)
*()は在庫総量

+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《3/11 水曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*自民有志議員 
消費税0%を政府に提言

【豪州】
*デベル豪中銀副総裁
新型コロナウイルスの拡大によるリスクは不確定
新型コロナウイルスによる需要へのショックの対応として低金利が助けに
政府の財政対応は経済の助けとなる
直近の豪ドルの下げは経済の支えになる
財政と金融政策両面の融合で難しい期間を悲観する動きに対する助けに
旅行・留学へのインパクトは第1四半期のGDPを0.5%ポイント引き下げる
第1四半期が終わる前に新型コロナウイルスの影響を計ることは不確定に過ぎる
豪州の金融システムは力強い流動性を確保
グローバル経済は第一四半期及びその後のいくらかは明らかに弱化

*モリソン豪首相
新型コロナウイルス対策予算として24億豪ドルを計上する。

【新型コロナウイルス関連】
*米国、感染者1001名に

*ミシガン州、非常事態宣言

*ドリス英保健相、新型コロナウイルスのテストで陽性反応。

*韓国、新たに242人の感染を確認 計7755人

*WHO事務局長
新型ウイルスはパンデミックになった。
新型ウイルスのパンデミックはコントロールが可能。

*イタリア政府
薬局・スーパーマーケット含む食品店を除くすべてを15日間の営業停止

【英国】
*英中銀
新型コロナ対応で緊急利下げ実施。
カウンターシクリカル・バッファーを1%から0%に引き下げ。
中小企業向けの新たなターム物融資計画を発効。

*カーニー英中銀総裁
ウイルスのショックは強く急激となる可能性も、一時的にとどまるだろう。
ウイルスはサプライチェイン、企業のキャッシュフローに影響。
ウイルス感染拡大は需要・供給両面に影響。
予算案の発表と協調した措置。
ベイリー次期総裁も政策決定すべてに関わった。
英国を救うため全ての必要な追加措置とる。
QEは引き続き英中銀の政策手段の一部。
きょうの英中銀の決定は大きなパッケージ。

*ベイリー次期英中銀総裁
今月の英金融政策委員会(MPC)は予定通り行う。
ウイルスめぐる状況については常に監視する。
必要であれば、英中銀は追加措置行う余地がある。

*スナック英財務相
英経済は一時的に混乱する見込み。
英経済を支援するためには何でも行う。
英公共サービスは新型ウイルスに対してよく準備している。
英経済はしっかりとしており、財政は健全。
今回の予算は選挙公約を実現するもの。
新型ウイルスは現在の英国が直面する課題だが、それが唯一の課題ではない。
中小企業向けに様々な支援策を行う。
支援策の総額は300億ポンドに。

2020年英GDP成長見通しは1.1%、昨年3月時点1.4%
2021年英GDP成長見通しは1.8%、昨年3月時点1.6%
2022年英GDP成長見通しは1.5%、昨年3月時点1.6%
2023年英GDP成長見通しは1.3%、昨年3月時点1.6%

スナック英財務相
実質賃金は毎年、上昇する見込み

スナック英財務相
英予算は財政規律の範囲内、今後に余地を残す

【ユーロ圏】
*ラガルドECB総裁
欧州に08年のような危機のリスク、新型コロナで。
緊急に行動を起こすべき、EU指導者らに。
ECBはあらゆる手段を講じる用意。

*メルケル独首相
新型ウイルスが欧州に襲来したことよく理解すべき。
専門家によると、今後人口の60-70%が感染する可能性。
新型ウイルスの感染拡大ペースを抑制すべき。
今まさに感染拡大を遅れさせることに成功しつつある。
欧州の各国が互いに孤立してはならない。

【米国】
*米10年債入札結果
最高落札利回り 0.849%(WI:0.854%)
応札倍率    2.36倍(前回2.58倍)

*トランプ大統領
現地時間のきょうの午後9時にホワイトハウスから演説。
–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
国内企業物価(2月)8:50
予想 -0.3% 前回 0.2%(前月比)
予想 1.1% 前回 1.7%(前年比)

【英国】
RICS住宅価格指数(2月)9:01
予想 20% 前回 17%

【ユーロ圏】
ユーロ圏鉱工業生産(1月)19:00
予想 1.5% 前回 -2.1%(前月比)
予想 -3.0% 前回 -5.1%(前年比)

【南アフリカ】
製造業生産高(1月)20:00
予想 -1.0% 前回 -2.8%(前年比)

【インド】
鉱工業生産(1月)21:00
予想 0.4% 前回 -0.3%(前年比)

【米国】
生産者物価指数(2月)21:30
予想 -0.1% 前回 0.5%(前月比)
予想 1.8% 前回 2.1%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.5%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 1.7% 前回 1.7%(食品エネルギー除くコア・前年比)

新規失業保険申請件数(7日までの週)21:30
予想 22.0万件 前回 21.6万件

【ユーロ圏】
ECB政策金利 21:45
予想 0.00% 現行 0.00%

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執筆者 山岡和雅

執筆者 : 山岡和雅|MINKABU PRESS 外国為替情報担当 編集長

1992年米チェースマンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)東京支店入行、ディーリングルームに配属され、外国為替ディーラーに。英ナショナルウェストミンスター銀行、RBS銀行などで10年以上外国為替ディーラーとして市場の最前線に。その後大手FX会社などで外国為替市場のアナリストとして個人向けの外国為替情報の配信業務に携わり、2016年3月から、みんかぶグループに参画。 (社)日本証券アナリスト協会検定会員

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