東京株式(寄り付き)=大幅続落、NYダウ2000ドル安受けリスクオフ継続
10日の東京株式市場は大幅に売りが先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比223円安の1万9474円と続落。
新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響を懸念する売りが加速している。前日の米国株市場ではNYダウが2000ドル強の暴落で、サーキットブレーカーが発動されるなど波乱様相を強めた。下げ幅は過去最大で、最高値からの下落率もほぼ20%に達しており大勢下降トレンド入りを示唆している。また、欧州株市場の下げもきつく、イタリアでは主要指数の下落率が11%を超えた。こうした状況下、東京市場でもリスク回避の売りがかさむ展開にある。WTI原油先物価格が10ドル以上の暴落をみせていることも、リスクオフの象徴となっており、目先的には日経平均も下値が見えない形となっている。
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで特に目立つのは石油、海運、ゴム製品、証券、空運など。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。