マリオットが下落 売上高が冴えなかったほか、感染の影響に言及=米国株個別
ホテルのマリオットが下落。10-12月期決算を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。販売可能客室当たり収益(REVPAR)の伸びも1.1%増と前年の伸びを下回っている。通期の利益見通しについては予想付近ではあるものの、新型ウイルス感染の影響について、程度や期間が不透明であることから、見通しには考慮していないとしている。
ただ、可能性については言及した。同社のアジア太平洋地域のホテルの占有率は低く、他の地域に大きな影響は出ないと仮定しても、手数料収入部門で、月額約2500万ドルのコストが発生する可能性があるとしている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.57ドル(予想:1.46ドル)
・売上高:53.7億ドル(予想:55.1億ドル)
・EBITDA(調整後):9.01億ドル(予想:9.05億ドル)
・販売可能客室当たり収益(REVPAR):+1.1%(前年:+1.3%)
北米:+0.9%
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.30~6.53ドル(予想:6.46ドル)
・手数料収入:39.6億ドル(予想:40.4億ドル)
・販売可能客室当たり収益(REVPAR):+5~5.25%
(NY時間09:36)
マリオット 115.60(-4.11 -3.43%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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