ユーロドルはリバウンドの流れ続く きょうはユーロ自体に材料も=NY為替
きょうは新型ウイルス感染に関連したリスク回避の雰囲気が一服する中、ユーロドルも買い戻しが一服しているものの、1.08ドル台後半の水準は維持しており、リバウンドの流れを続けている。
きょうはユーロ自体にも材料が出ているようだ。ブルームバーグの報道で、ドイツのショルツ財務相が債務に苦しむ州政府の歳出余地を広げるため、憲法に基づく借入制限の一時的な解除を検討していると報じていた。ドイツが財政刺激策への道を開く可能性があるという。
かろうじてリセッションには陥ってはいないものの、中国経済に連動する形でドイツ経済も低迷が顕著になる中、財政刺激策への期待が高まっている。ECBのラガルド総裁も加盟国の財政出動を切望していたが、同総裁は、このニュースに歓迎の姿勢を即座に示していた。
21日線が1.0915ドル付近に来ており、目先の上値レジスタンスとして意識される。
EUR/USD 1.0885 EUR/JPY 120.16 EUR/GBP 0.8426
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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