カナダドル、ポロズ発言から12月の利下げは見送りか=NY為替
きょうはカナダドルの上げが目立っている。原油相場が58ドル台半ばまで上昇していることもあるが、朝方のポロズ・カナダ中銀総裁の発言がカナダドルの買いを誘発している。総裁は「金融政策の状況は適切と考える」と述べていた。
12月4日にカナダ中銀が政策委員会を開くが、一部には利下げを期待する声も出ている。しかし、きょうの同総裁の発言からすると、据え置きが濃厚とも見られる。ドルカナダは1.32加ドル台に下落しており、カナダ円は81円台後半まで急速に上昇し、現在もその水準を維持している。
なお、ペロシ米下院議長は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定のUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の批准について、前進していると述べていた。同議長はトランプ政権との協議で近く合意する可能性があると述べ、年内の下院通過を目指している。
USD/CAD 1.3280 CAD/JPY 81.82
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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